横溝正史エンサイクロペディア・横溝正史アーカイブス
|
総目次
|
2022年
|
Previous
|Now here|
Next
|
横溝正史関連ニュース&トピックス
- 横溝正史アーカイブス -
横溝正史やその作品に関連する、ニュースやトピックスをお寄せください。
ご協力を、よろしくお願いします。
[412] 2022/10/25
■ 角川文庫『夜光怪人』『青髪鬼』、2022/10復刊!
2022年10月25日付で、『夜光怪人』(よ5-67)『青髪鬼』(よ5-68)が角川文庫より復刊(改版初版)されました。しかも、緑304-82/92の時と同じ巻末「解説」(山村正夫)付き。
角川文庫から復刊されている、横溝正史ジュヴナイルは、「編集構成・山村正夫」版である。横溝正史のオリジナル版は、
柏書房『横溝正史少年小説コレクション』 全7巻
で読むことが可能である。
『夜光怪人』(よ5-67)の帯には、
怪人、逃走! 横溝正史没後40年&生誕120年記念企画第五弾 金田一耕助、匠な変装で財宝を奪う怪人を捕まえろ!
とある。
カバー裏の紹介文は次の通り。
つば広の帽子にダブダブのマントを着込み、全身から怪しい光を放つ怪盗・夜光怪人は、七色の真珠の首飾り『人魚の涙』を強奪すると、次に元伯爵・古宮晴彦氏秘蔵のダイヤの首飾りに狙いをつけた。古宮氏の依頼を受けて御子柴進少年と三津木俊助記者が警備にあたるが、変装を駆使する夜光怪人に裏をかかれて失敗。ついに金田一耕助が事件解決に乗り出すこととなる……。表題作のほか、「謎の五十銭銀貨」「花びらの秘密」を収録。
巻末解説(山村正夫)に、次の文がある。当時これを読んだ私は、「夜光怪人」=金田一耕助作品とばかり思っていた。まさか、山村正夫による由利先生ものからの改作だったとは露知らず。
横溝先生の作品には、三津木俊助をバックアップする名探偵として、由利(麟太郎)先生の出てくるものがかなりあるが、本書では金田一耕助が三津木の後だてとして力を貸し、財宝探しに乗り出すのである。
(略)
だが、用心深い一柳博士は、財宝を隠した島の位置は別な地図に書いて、吉祥天女の像の中に隠しておいた。それを見つけた金田一耕助らは、瀬戸内海の龍神島へ向かうのである。
ここで読者は、面白いことに気づいたに違いない。それは、龍神島へ渡るのに、獄門島を経由しなければ行けないという事実だ。
「獄門島」といえば横溝先生の戦後の代表的名作だから、すでに読まれた方もおおぜいいると思うが、そこに出てきたなつかしい人名が、本書に使われているのである。網元の鬼頭儀兵衛や駐在所の清水巡査の名前をみて、読者はおやっと目を見はったのではないだろうか。そうした点も、本書の楽しみの一つといっていい。
関連ページ:
・
考古学事始め
(10)
夜光怪人:横溝版vs.山村リライト版
・
ターヘルアナトミア - 由利麟太郎/三津木俊助を解体新書する -
(5)
由利先生、獄門島へ下り立つ
『青髪鬼』(よ5-68)の帯には、
宝窟、捜索! 横溝正史没後40年&生誕120年記念企画第五弾 突如掲載された謎の死亡広告。ねらわれた洞窟で、新米記者が怪人と対決!
とある。
カバー裏の紹介文は次の通り。
東京の大新聞にいっせいに掲載された三人の死亡広告。しかし当人たちはみな元気で生きていた。気味のわるいいたずらかと思った矢先、そのうちの一人、宝石王・古家万造が何者かに殺されかけた! 「おれは青髪鬼だ。いま、復讐第一号をやってのけた」とかたる、亡者のように恐ろしい形相をした犯人の正体とは……?新米記者・御子柴進が挑む難事件を凄まじい迫力で描く表題作のほか、「廃屋の少女」「バラの呪い」「真夜中の口笛」を収録。
学生時代に、角川文庫で横溝正史を読んだ世代の私。社会人となっても、私の傍らにはいつも横溝正史の文庫があった。出張の際には、お供として横溝文庫を携帯したものだ。海外出張が多かったこともあり、横溝文庫を持って幾度も海外へと出国した。日本語から離れる海外では、私にとって横溝文庫は一服の清涼剤であり、日本の土・心のよりどころとなっていた。今後も出張のお供にするためにも、携帯する横溝文庫の選択肢は多いに限る。だから私は、角川文庫緑304シリーズ全文庫の復刊を期待してやまない(Again!)。
既刊横溝文庫で巻末解説が割愛された角川文庫についても、これを機に巻末解説を復刻していただきたいと思うのは、私だけだろうか(^^;)。もしくは、巻末解説だけの文庫でも構わないのだが…, Again!。
関連ページ:
・
未復刊の角川文庫緑三〇四が、いっぱい!
|
目下の「角川文庫 よ5」
・
角川文庫『金色の魔術師』『蝋面博士』(2022/9/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫『大迷宮』『仮面城』(2022/8/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫『黄金の指紋』『迷宮の扉』(2022/7/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫『金田一耕助の冒険』(2022/6/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫角川文庫『死仮面』『幽霊座』(2022/5/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫『毒の矢』『吸血蛾』(2022/4/25改版初版)、復刊!
・
角川文庫『壺中美人』『華やかな野獣』(2022/3/25)、復刊!
・
角川文庫『貸しボート十三号』『死神の矢』(2022/2/25)、復刊!
・
角川文庫『びっくり箱殺人事件』『支那扇の女』(2022/1/25改版)、復刊!
・
角川文庫『扉の影の女』(2021/12/25)、復刊!
・
角川文庫『夜歩く』(2021/12/10)、丸善ジュンク堂書店限定復刻カバー!
・
角川文庫『女王蜂』(2021/12/10改版40版)、TSUTAYA限定復刻カバー!
・
角川文庫『スペードの女王』(2021/11/25)、復刊!
・
角川文庫『迷路の花嫁』(2021/10/25)、復刊!
・
角川文庫『魔女の暦』(2021/9/25)、復刊!
・
角川文庫『夜の黒豹』(2021/8/25)、復刊!
|
総目次
|
2022年
|
Previous
|Now here|
Next
|
横溝ペディアへ
アーカイブスへ
ページの先頭へ