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[421] 2023/10/24
■ 春陽文庫『矢柄頓兵衛戦場噺<横溝正史時代小説コレクション3>』’23/10刊行!
2023年10月25日付で、『矢柄頓兵衛戦場噺<横溝正史時代小説コレクション3>』が春陽文庫より刊行された。出版芸術社より2003年8月に刊行された、『横溝正史時代小説コレクション 伝奇篇(1) 変化獅子』からの抜粋・初文庫化です。個人的には楽しみにしていた作品の文庫化です。作中に登場する武将を、どうしても大河ドラマ「どうする家康」のキャストを思い浮かべながら読んでしまいました(^^;)。
収録作品は次の通り。
・「矢柄頓兵衛戦場噺」
はだか武士道 阿呆武士道 縮尻武士道 めおと武士道
カチカチ武士道 捕物武士道 秘薬武士道 籠城武士道
使者武士道 相撲武士道 仲人武士道 落城秘話
帯には、
横溝正史時代小説コレクション 第三弾!
かつて戦場に活躍した老旗本が、泰平になれた武士の堕落を嘆き、往時を語り聞かせる傑作短編集!
とある。
カバー裏の紹介文は次の通り。
なあ、皆の者、よく聞けよ――。
御歳七十七歳、八十余名の子や孫たちに囲まれて幸せ一杯の旗本・矢柄頓兵衛翁は、若い頃から主君・徳川家康に従い戦場を駆け巡った歴戦の猛者。しかし時は寛永十一年、戦国時代はすでに遠い泰平の世……。武士が平和に馴れ堕落してゆく様を嘆いた頓兵衛翁は、毎月一回一門を集めて自らの体験を語り聞かせることとなった。初陣のこと、戦場のこと、結婚のこと……往時の様子や体験を、厳しくも時にユーモアを交えて生き生きと語り伝える頓兵衛翁。その語り口と人柄につい引き込まれ読み耽ってしまう傑作短編集!
出版芸術社『変化獅子』の巻末解説には、最終話「落城秘話」に関する次の記述がある。
初出時には、第七話「秘薬武士道」が「光悦の印籠」、第八話「籠城武士道」が「籠城の譜」、第九話「使者武士道」が「膽くらべ」、第十話「相撲武士道」が「かちどき相撲」のタイトルで発表されたが、単行本収録時に現在の形に統一された。本書が初収録となる「落城秘話」だけは改題できないので目次上は不統一であるが、これはご了承いただきたい。仮にタイトルをつけるなら「幽霊武士道」ということになるだろうか。
出版芸術社『変化獅子』収録の「変化獅子」は、この文庫には含まれていませんでした。春陽文庫版『横溝正史時代小説コレクション』に、収録されることを切に願う次第。さらなる続刊を期待したい。本シリーズの全貌が見えてこないのだが、「お楽しみはこれからだ」ということにしておこう。
それにしても、3ヶ月ごと・年4冊刊行予定と銘打っている、春陽堂書店『合作探偵小説コレクション』の次回(第5巻)配本は、いつになるのだろうか。第4巻の刊行から、すでに4か月経過しているのだが…。
関連ページ:
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横溝正史アーカイブス
(118)
横溝正史時代小説コレクション 伝奇篇(1)『変化獅子』(出版芸術社)刊行
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春陽文庫『菊水江戸日記<横溝正史時代小説コレクション2>』'23/9刊行!
・
春陽文庫『菊水兵談<横溝正史時代小説コレクション1>』'23/8刊行!
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