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| [399] 2022/2/23 | |
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■「蔵の中」が『長野まゆみの偏愛耽美作品集』(中公文庫,'22/2/25)に…
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2022年2月25日付で、長野まゆみ編『長野まゆみの偏愛耽美作品集』(中公文庫)に、横溝正史「蔵の中」が収録され刊行された。その「蔵の中」の[編者のひとこと]には、次のように記されており、とても興味深い。坂や窪の谷の多い東京に、古い屋敷や蔵がまだそれほど珍しくもなく残っていたころは、塀ごしに白壁の奥を妄想したものだ。「闇から闇へ飛ぶ白羽箭」などの描写を頭のなかで反芻しつつ歩く小石川も本郷も、平成の初めごろまでは、どこかに異界への門口がありそうな町だった。 本文末尾に「新青年」1935年8月号とあるが、巻末の「著訳者略歴・底本一覧」の「蔵の中」の項には、底本/『新版横溝正史全集2 白蝋変化』講談社1975年6月と記されている。いわゆる初出版「蔵の中」ではなく、初出掲載直後の横溝正史による「加筆改稿版」(初刊本:春秋社版『鬼火』1935/9収録)となっている。昨年2021/8刊行の竹本健治選『変格ミステリ傑作選【戦前篇】』(行舟文庫)収録の「蔵の中」も同様である。 この文庫には、三島由紀夫, 岡本かの子, 泉鏡花, 谷崎潤一郎, 久生十蘭, 福永武彦, 恂{邦雄, 夏目漱石, 稲垣足穂, 内田百閧ルかの作品が収録されている。 関連ページ: 「蔵の中」が『変格ミステリ傑作選【戦前篇】』(行舟文庫)に… 横溝考古学・事始め (90):三つの「蔵の中」を読む -宇野浩二・江戸川乱歩・横溝正史- (99):初出版「蔵の中」を読む - 鏡の中の恍惚 - | |
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