 『文豪と暮らし 〜彼らが愛した物･食･場所〜』 開発社編, 創藝社, 2017/6/24, 本体:1,600円 | |
内容項目は次の通り。
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本書で文豪として紹介された作家は47名。ちなみに「第三章 文豪が愛した場所」に、「江戸川乱歩×東京駅」の項があったりします。 本文(p.76)に、横溝正史が寝ウイスキーを嗜まれていたことが紹介されている。 就寝前にもウイスキーは欠かせなかった。精神安定剤2錠とポケット瓶を1本と1/3ほど飲み干すのが日課で、日記に「M2W1本1/3」と書き込むのが1日の最後の仕事だった。空になった小さなボディーガードは、横溝の安眠を朝まで守り抜いたようだ。75歳を過ぎてなお、長編に挑んだ精力的な姿はまだ記憶に新しい。 
『ウイスキー博物館』(講談社,1979)収録のエッセイ「私の洋酒天国」には、糖尿病対策もあり、主治医のすすめで日本酒からウイスキーに切り替えた旨と、当初はサントリーの赤だったが、主治医のアドバイスでサントリーの白に 変わったとも記されている。横溝正史の愛したウイスキーの銘柄は、次のように紹介されている(p.77)。 横溝正史が愛したサントリーウイスキーは、昭和4年に発売された国産ウイスキーの第一号。発売当時の名前は「サントリーウイスキー」だったが、白いラベルが特徴的だったため「白札」「シロ」の愛称で親しまれるようになり、現在は「サントリーウイスキーホワイト」が正式名称になった。 「文豪たちが愛用した原稿用紙」(p.45)では、 2016年に作られた横溝正史が『鬼火』を書いた用紙の復刻版の画像がで紹介されている。 関連ページ： ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 (101) 『ふるさとの酒と肴』 ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 (102) 『ウイスキー博物館』 ・横溝考古学・事始め (44) 横溝正史の食生活 ・横溝考古学・事始め (63) 酒神バッカスに捧ぐ -サントリー白- ・横溝正史関連ニュース&トピック 横溝正史が愛用した文房堂製原稿用紙 | |
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さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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