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| [443] 2025/7/24 | |
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■ 横溝正史 14歳で応募の童話「三つの林檎」発見!
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7/24(木)朝06:30からのNHK総合TV「NHKニュース おはよう日本」の画面に驚いた。 [独自] 横溝正史 14歳で応募の童話発見 の文字が…。横溝正史のミッシング・ピースが、また一つ見つかったというニュースである。このニュースを見てすぐ仕事に出たので、帰宅後にNHK+の配信で、今朝ほどのニュースを再度チェックした次第。
横溝正史が14歳の時、雑誌「少年」1916(T5)年10月号に掲載された「三つの林檎」という童話が発見されたとのこと。雑誌の懸賞に応募したもので、画面に映った掲載誌には、置時計受賞と記されていた。気になる内容だが、次のようである。風邪を引いて寝込んだ男の子が3つの林檎を抱える小猿の絵を見ていると、絵から猿が飛び出して林檎をくれるという物語で、「横溝葮秋」というペンネーム… 横溝の作品として確認されたものでは最も古くと紹介されたが、横溝葭秋名義で「日本少年」1916(T5)年4月号に掲載された、作文「宿題を怠った日」のほうが古いのではなかろうか。さらに、タイトルだけで内容不明だが、「日本少年」1916(T5)年3月5日春季増刊飛行小説号に、選外佳作として記された、作文「飛行機」がある。 また、エッセイで言及した作品だと確認したとのことだが、そのエッセイとはおそらく「傷ましき母」(講談社『新版横溝正史全集18 探偵小説昔話』1975/7収録, 初出:「推理文学」1973/7)と思われる。 少年時代私は投書癖をもっていて、よくあちこちの少年雑誌へ投稿したものだが、いつのころか、ある少年雑誌で、原稿用紙数枚のお伽噺みたいなものが当選したことがある。内気でハニカミ屋の私はだれにも内緒で、こっそりその掲載誌を秘蔵していたものだが、雑誌社から賞品送ってくるにおよんで事露見した。父がそれを読みたいというので、ハニカミながらその雑誌を提供すると、父は机にむかって黙って読んでいたが、そのなかに三行ほど童謡みたいなものが入っているのを指摘して、 「マサシ、この歌みたいなもん、これもお前が作ったんか」 私がウンと答えると、父はそれ以上何もいわずに立ってしまった。 少年雑誌=「少年」、原稿用紙数枚=およそ1000字の作品、お伽噺=童話、賞品=置時計と、符合しており、このエッセイ記載の投稿作品に間違いないのでは…。 NHKニュースでは「三つの林檎」掲載ページ全体が映っているが、最後の数行にテロップが被り判読不能箇所がある。このため、全文を読むことが叶わず残念。ただし、横溝正史の父指摘の「歌みたいなもん」は、およそ次の内容と判読できた。横溝正史自身が作った数え歌、「悪魔の手毬唄」を彷彿させると言えなくもない(^^;)。 「子猿の呉れた三つの林檎、一つ食べたら力が強く、二つ食べたら智慧がまし、 三つ食べたら金が出来―金が出来」 ちなみに、NHKニュースや新聞記事では触れられていないが、掲載文末に(自作證明者母 横溝あさゑ)と、横溝正史の継母・浅恵の名が記されている。掲載誌の作者名・横溝葮秋は、横溝葭秋の誤植と思われる。記載された住所は、横溝葭秋名義で「日本少年」1916(T5)年4月号に掲載された、作文「宿題を怠った日」に記された住所と番地まで同一である。 関連ページ: ・年1シリーズ 2018年 大河の一滴を求めて - 影を逃れて - ・横溝正史シソーラス(パイロット版) - 温故知新編 - (1-12) ○大河の一滴を求めて | |
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