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 [407]   2022/6/10
■ 角川文庫『金田一耕助の冒険』(2022/6/25改版初版)、復刊!
  2022年6月25日付で、『金田一耕助の冒険』(よ5-60)が角川文庫より復刊(改版初版)されました。緑304-64/65(2分冊版)ではなく、緑304-40(1冊版)の復刊である。金田一耕助ものの、Last Oneですね。これで、金田一耕助もの全77作品を含む文庫は、すべて復刊されたことになります。しかも、当時と同じ巻末「解説」(中島河太郎)付き。前にも記したが、既刊横溝文庫で巻末解説が割愛された文庫についても、これを機に巻末解説を復刻していただきたいと思うのは、私だけだろうか(^^;)。もしくは、巻末解説だけの文庫でも構わないのだが…, Again^2!。

『金田一耕助の冒険』(よ5-60)の帯には、麗人、復刊! 横溝正史没後40年&生誕120年記念企画第四弾 日本一優男な名探偵・金田一耕助を取り巻く女たち――11の事件簿! とある。

カバー裏の紹介文は次の通り。
金田一耕助は愕然とした。彼が通うパチンコ店の看板娘が廃墟の焼跡から死体で発見されたのだ。彼女は金田一耕助名義の手紙でおびき出され、命を落としたという。金田一に、姉の死の真相を調べてほしいと頼んでいたにもかかわらず――。憎むべき不敵な犯人を追うべく、金田一と等々力警部は捜査を開始した(「夢の中の女」)。金田一耕助を取りまく女たちを趣向を凝らした11編に織り込む、現代ミステリの巨匠が描く傑作推理譚。

11編とは、「霧の中の女」「洞の中の女」「鏡の中の女」「傘の中の女」「鞄の中の女」「夢の中の女」「泥の中の女」「柩の中の女」「瞳の中の女」「檻の中の女」「赤の中の女」。

今回、改めて巻末解説を読んで、タイトルの意味を知りました。
 コナン・ドイルの短篇がシャーロック・ホームズを冠して、冒険・思い出・帰還・最後の挨拶・事件簿の五冊に纏められていることはよく知られている。  わが金田一耕助の推理譚のうち、中短篇は多種多様の雑誌を飾ったため、ドイルの例ほど手際よくいかなかった。わずかに「女」シリーズのうち六篇が「金田一耕助事件簿」として纏められ、さらに四篇を加えて、「金田一耕助の冒険」と改題刊行された。この角川文庫版は題名こそ「冒険」を踏襲したが、また一篇を追加し、計十一話を収録している。

今回刊行された文庫帯には、2022年7月発売でジュヴナイル『迷宮の扉』『黄金の指紋』が、復刊予定である旨、記されている。さらにその先があるのか、見極めたい。お楽しみは続くのかな(^^;)。

関連ページ:
 ・見てから読むか、読んでから見るか・横溝作品へのアプローチ
  (12)『金田一耕助の冒険』仲間はずれ - 週刊東京ミステリーシリーズ外伝 -
  ( 2)「泥の中の女」⊇「泥の中の顔」

 ・未復刊の角川文庫緑三〇四が、いっぱい!目下の「角川文庫 よ5」
 ・角川文庫『死仮面』『幽霊座』(2022/5/25改版初版)、復刊!
 ・角川文庫『毒の矢』『吸血蛾』(2022/4/25改版初版)、復刊!
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