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| [337] 2018/8/13 | |
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■ 角川文庫『蔵の中・鬼火』('18/7)、精文館限定復刊!
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「深讎綿々たる」という形容を用いた「鬼火」を含む、横溝正史戦前作品集『蔵の中・鬼火』が、2018年7月25日付けで、角川文庫(よ5-41)より、精文館限定復刊と銘打ち改版初版として刊行された。帯には、次の通り紹介されている。耽美的で幻想的 ザ・横溝正史 角川文庫創刊70周年 限定復刊 カバーの後ろの紹介文は、緑304-21『鬼火』刊行時とは異なる。これは、再読せずにはいられない(^^;)。 本家の万造と分家の代助。二人の憎念は、幼時から運命づけられたかの如くであった。画家である二人が遺した裸形の女の絵には、男女三人の血塗られた過去の記憶が色濃く刻み込まれていた(「鬼火」)。編集者・磯貝は無名作家の原稿を読み、驚愕した。蔵の中から、自分の私生活が具に観察されていたのだ(「蔵の中」)。表題作ほか「かいやぐら物語」「貝殻館綺譚」「蝋人」「面影双紙」を収録。横溝正史が戦前に書いた傑作短篇集。 緑304-21『鬼火』(1975/8, 新タイトル『蔵の中・鬼火』)の時と同じ収録作品と合わせ、中島河太郎の巻末解説もそのままとなっているのが嬉しい。惜しむらくは、巻末解説で紹介されている横溝正史作品『塙侯爵一家』『呪いの塔』を、現行角川文庫で読むことが叶わなくなっていること。 関連ページ: ・横溝考古学・事始め (83) 悲運の「鬼火」 - 淋しさの極みに立ちて - ・見てから読むか、読んでから見るか・横溝作品へのアプローチの 『鬼火』深讎綿々たる - 「寒そうな縮緬皺を刻んだ湖水」の滸 - ・横溝考古学・事始め (90) 三つの「蔵の中」を読む -宇野・江戸川・横溝- | |
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