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| [257] 2013/3/24 | |||||||||||||||||
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■ 芦辺拓『金田一耕助VS明智小五郎』(角川文庫よ5-201)刊行
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2013年3月25日付けで、芦辺拓『金田一耕助VS明智小五郎』(角川文庫よ5-201)が刊行されました。カバーイラストは杉本一文氏の画です。また「よ5」という文庫No.は、横溝正史文庫のナンバーを踏襲しています(^^;)。本文庫は「201」となっていますが、「200」まで横溝文庫がラインナップされる日が来ることを祈念したいところです。ちなみに帯には、次のように記されています。 スペシャルドラマ原作! 山下智久(金田一耕助)VS(明智小五郎)伊藤英明 全国フジテレビ系放映決定!! 文庫巻頭には、次のように記されています。 本書に、わが国を代表する二大名探偵を起用するに際しましては、横溝亮一先生、平井隆太郎先生よりご快諾を頂戴いたしました。ここに記して、心より御礼申し上げる次第です。 収録内容は、次の通り。 「明智小五郎対金田一耕助」 (『明智小五郎対金田一耕助 名探偵博覧会II』) 「《ホテル・ミカド》の殺人」 (『真説ルパン対ホームズ 名探偵博覧会I』) 「少年は怪人を夢見る」 「黄昏の怪人たち」 「天幕と銀幕の見える場所」 「屋根裏の乱歩者」 「金田一耕助対明智小五郎」 (書き下ろし) あとがき−−あるいは好事家のためのノートRemix 「明智小五郎対金田一耕助」「《ホテル・ミカド》の殺人」「金田一耕助対明智小五郎」の3作品に、金田一耕助が登場します。
「明智小五郎対金田一耕助」は、原書房『明智小五郎対金田一耕助 名探偵博覧会II』(単行本, 2002/12)が初出で、創元推理文庫版(同題, 2005/8)を経て、本角川文庫に収録されました。この作品が、帯に記されたスペシャルドラマ「金田一耕助VS明智小五郎」の原作とのことで、書き下ろし作品として収録されている「金田一耕助対明智小五郎」はドラマ原作でない旨、「あとがき」に記されていました。作品タイトルに翻弄されそうです(^^;)。戦前大阪での事件になるようです。『本陣殺人事件』で、大阪の方にまたむつかしい事件が起こって、耕助はそれの調査のため下阪していたのだがと、記されたエピソードとも考えられます。
「《ホテル・ミカド》の殺人」は、『創元推理No.9<'95年夏号>』(東京創元社, 1995/6, チャーリー・チャン登場,横溝家諒解済み)が初出で、原書房『名探偵博覧会 真説ルパン対ホームズ』(単行本, 2000/4)に「《ホテル・ミカド》の殺人 [改訂版]」として刊行され、創元推理文庫『真説ルパン対ホームズ 名探偵博覧会I』(2005/8)を経て、本角川文庫に収録されました。戦前渡米中の事件になるようです。
「金田一耕助対明智小五郎」は書き下ろしとのことで、「あとがき」に せっかく正史・乱歩トリビュートの作品集をだしてもらえるのだから、ぜひ〆となる新作を書きたいということで無理押しさせていただきました と記されている通り、作品の随所にトリビアが散らばめられていて、楽しく読むことができました。
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