金田一作品の履歴書
履歴調書|改題|中絶完結金田一化中長編化手入れ

金田一作品の履歴書
- 1. 改題・タイトル変更 -

自由出版『黒猫亭事件』1948/8 ■「黒猫」(小説1947/12)
 →「黒猫亭事件」(自由出版『黒猫亭事件』1948/8)
「金田一耕助と作者のあいだに、親愛の情がうまれて来た」そうである(「あとがき」より)。

■「仮面城の秘密」(小学五年生1952/4)
 →「仮面城」(ポプラ社『仮面城』1952/10収録)

■「皇帝の燭台」(譚海1951/6-?)
 →「黄金の指紋」(偕成社『黄金の指紋』1953/1)

■「妖獣」(読切小説集1954/11)
 →「睡れる花嫁」(東京文芸社『幽霊座』1955/5収録)
同一作品とは、思いもよらないタイトルです。

■「黒衣の女」(読切小説集1956/7)
 →「夢の中の女」(東京文芸社『金田一耕助事件簿』1959/5収録)
「週刊東京」の「〜の中の女」シリーズと勘違いしてしまいますね。

■「憑かれた女」(婦人公論1957/1-3)
 →「女の決闘」(東京文芸社『霧の山荘』1961/1)
由利先生ものにも「憑かれた女」という作品がある。

金田一作品ひいては横溝作品の履歴調査に
よい文献をご存知の方、ぜひご一報ください。


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