横溝正史エンサイクロペディア・くまもと文学・歴史館所蔵『横溝正史書簡(乾信一郎宛)目録』・ほぼ週刊・本棚から横溝正史
『横溝正史書簡(乾信一郎宛)目録』  - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -


くまもと文学・歴史館所蔵
『横溝正史書簡(乾信一郎宛)目録』
くまもと文学・歴史館, 2021/7/16, 無料

内容項目は次の通り。
 ごあいさつ, p.1
 目次・凡例, p.2
 第一章 岡山疎開の頃本格探偵小説作家へ 昭和20年〜23年, p.3
 第二章 名探偵・金田一耕助の活躍 昭和24年〜36年, p.5
 第三章 読み継がれる「人形佐七捕物帳」 昭和37年〜48年, p.8
 第四章 横溝正史ブーム到来 昭和49年〜54年, p.12
 横溝正史俳句, p.18

くまもと文学・歴史館所蔵の、乾信一郎宛横溝正史書簡全272通の目録である。 全272通の書簡について、おおよそ一書簡あたり2,3行に要約されており、全書簡の内容を14ページで通暁することができる。恐れ入りました(^^;)。
横溝書誌調査の糧になること、間違いなしである。

「没後40年 溝正史展」記念講演会での質問への回答にもありましたが、 くまもと文学・歴史館所蔵の乾信一郎宛横溝正史書簡と、 世田谷文学館所蔵の横溝正史宛乾信一郎書簡と組み合わせ、 注釈や関連資料を付加した『往復書簡集』の早期書籍化を期待したいところです。

『横溝正史旧蔵資料 世田谷文学館資料目録1』(新保博久監修, 世田谷文学館, 2004/3)には、江戸川乱歩書簡42通、西田政治書簡107通が記されているだけなのですが、乾信一郎書簡がこの他にもあることが、今回の講演でわかりました。しかも166通(とスライドから読み取りました)。これは、『往復書簡集』への期待が、否が応でも高まります。

関連ページ:
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  ├横溝正史の乾信一郎宛て書簡, 熊本日日新聞 2021/8/18朝刊
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  └横溝正史「弟分」に手紙240通 くまもと文学・歴史館
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 ・横溝考古学・事始め
    (100)  「没後40年 溝正史展」記念講演 -くまもと文学・歴史館-

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