眠れる横溝よ、目覚めるがいい - 2. 模造殺人事件 -
| 発表：スタイル読物版, 1949/12-1950/1,由利(中絶) |
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中島河太郎の由利麟太郎事件簿では、「神の矢」を紹介していながら、
同じ由利もの中絶作「模造殺人事件」のほうは何も紹介されていません。
なぜに？ |
| 第一回要約◇前回まで(第三回分に掲載,第一回目相当部分の抜粋) |
 スタイル読物版, 1949(S24)/12月号より引用 |
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昭和二十四年十一月七日、第二の昭電事件といわれる某重大事件の容疑で
オーロラ化学工業社長堀口省吾氏に逮捕状が発せられたが、既に氏は下山事件そのまま
日本橋三越を駕抜けに利用し失踪していた。判明したところでは、氏は築地の旅館
鳴海屋に七日午後三時半頃現れ、暫くしてそこに氏を訪ねて来た黒眼鏡顎鬚の怪人物と
共に立ち去ったという。一方、氏とほとんど同時に姿を消した堀口茂(氏の甥で秘書)は
八日夜警視庁に出頭し奇怪な証言をしたが殺人に関する限り完全なアリバイがあった。 この黒眼鏡顎鬚怪人物は三回ほど会社に堀口氏を訪ねており、また事件当日の午後 三時すぎには氏の自邸を訪ねたが不在と聞いて立ち去っている。 |
| 第二回要約◇前回まで(第三回分に掲載,第二回目相当部分の抜粋) |
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第二回目掲載の「スタイル読物版」は未チェック(^^;)。 「模造殺人事件」第2回掲載「スタイル読物版」を探さねば…(^^;)。 |
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堀口茂は省吾氏の現在の妻佐知子と氏の実兄堀口誠也氏との間にできた子であった。
誠也氏は大正の末年、主計中尉として軍艦東海に乗っていたが、渡欧の途次艦内の
大金を携帯しマルセイユから杳として消息を絶っていた。そしてその後佐知子夫人は
茂を連子として義理の弟省吾氏とズルズルベッタリに夫婦になってしまったのである。 十一月九日午後五時、隅田川口に堀口省吾氏の死体が発見されたが他殺と断定された。 −さて十日の朝私立探偵由利先生のもとに、堀口事件について申し上げたいことがある、 といって訪ねて来た賀川春代という若い女性があった。 |
| 第三回要約◇当方にて作成予定 要約作業中！ |
 スタイル読物版, 1950(S25)/1月号より引用 |
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