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横溝正史エンサイクロペディアを閲覧いただき、誠にありがとうございます。 2004年6月13日、横溝正史クロニクル開設から数えて６周年を迎え、 年１シリーズ第６弾！をお届けできる運びとなりました。 年１ 2003年版で、 「金田一春彦と、金田一耕助は同い年！ - 卒寿を祝う -」 を記しました。横溝正史が創造した金田一耕助と、金田一春彦先生は 同い年。今年91歳。お二人とも元気にしているのでしょうか？で始まる、 年１シリーズの文章を考えていました。 参考：金田一耕助の誕生日 2004年5月19日のこと、金田一春彦先生が鬼籍には入られたというニュースに、 私は愕然となりました。翌日、金田一春彦先生に関する新聞訃報記事を、 図書館でチェックしてみました。産経新聞の訃報記事に、金田一耕助と 同い年だったことまで言及されていたのには、驚かされました。 産経新聞2004年5月20日朝刊 「金田一春彦氏 死去 国語学者 方言研究や辞書編纂 91歳」の記事中、 「唱歌に平曲…多方面で活躍」(桑原聡)の文末に以下の文。 ちなみに金田一さんは、横溝正史が父、京助にヒントを得て生み出した 名探偵、金田一耕助と同い年だった。 私にとって、金田一春彦先生といえば、岩波新書『日本語』。 文学の副読本として読んだ、学生時代が懐かしく、思い出されます。 いい機会ですので、再読してみようと思います。 また、わが家には、『新明解』『三省堂』の２冊の辞書が並んでいます。 国語学者の金田一先生は鬼籍には入られましたが、探偵の方の金田一先生は、 いつまでも私たちのそばにいます。そう、横溝正史が記した事件簿の中で、 今日も活躍しています。 創元推理倶楽部秋田分科会編『定本 金田一耕助の世界』<投稿編><資料編>ならびに、 ダ・ヴィンチ特別編集『金田一耕助 The Complete』(メディアファクトリー)なる 金田一耕助研究本が、相次いで刊行されました。 これらの書籍刊行に敬意を表し、金田一耕助関連のコンテンツのみならず、 この一年は、由利先生や人形佐七、さらには彼らの先輩にあたる諸作品に スポットを当て、当HPコンテンツの充実を図りたいと思います。 例えば、以下のような切り口でも、作品を掘り下げてみたいと考えています。 ◇実は由利先生、『獄門島』を訪れています。『夜光怪人』のオリジナル版でのこと。角川文庫では、探偵役が由利先生から金田一へ変更されていて、金田一が獄門島を訪れるようになっています。 ◇映画で金田一耕助を演じた石坂浩二は、TVドラマで由利先生を演じています。横溝正史の二大探偵を演じた、稀有の俳優だったりします。 これからも書誌データをもとに、創造しい想像を展開していきたいと考えています。今後とも「横溝正史エンサイクロペディア」をよろしくお願いいたします。 |
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Jiichi |
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追伸 年１シリーズ第７弾執筆決定！ また１年じっくり考えたいと思います(^^;)。 |
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