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| [452] 2026/3/13 | |
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■ 木村朗子「復員兵のいた季節」/『すばる』2026年2月号
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『すばる』2026年2月号(2026/1/6発売)に、木村朗子「復員兵のいた季節」(p.178-191)なる論考が寄稿されていることに、遅ればせながら気づきました(^^;)。本稿には、「横溝正史の復員兵文学」なる小見出しがあり、復員兵文学なるカテゴリー/分野があることを初めて知ることができました。木村朗子「復員兵のいた季節」の小見出しと、それぞれで紹介されている作品をピックアップしてみた。 はじめに, p.178 復員兵のいた季節, p.179 津島祐子『笑いオオカミ』 大岡昇平『武蔵野夫人』における復員兵表象, p.182 大岡昇平『武蔵野夫人』 横溝正史の復員兵文学, p.186 横溝正史『獄門島』 横溝正史『犬神家の一族』 坂口安吾『復員殺人事件』 横溝正史『悪魔が来りて笛を吹く』 今さらながら、気づかされました。 戦後八〇年の二〇二五年、出版や新聞報道で挙がってきたのは、復員兵たちのトラウマとその子たちへの影響の問題だった。終戦の八月一五日にすべてが終わるわけではない。復員兵たちが帰還してからの戦後がいま問われはじめている。 終戦の日が戦争の終わりではなく、復員兵にとっては別の意味での葛藤の始まりと捉え直すことで、横溝正史の復員兵文学を改めて読み直す必要があることを認識した次第。横溝正史は、実に効果的に復員兵を使って物語を紡いでいたことを再認識することができたように感じる。「百日紅の下にて」「車井戸はなぜ軋る」「八つ墓村」「殺人鬼」「人面瘡」なども、横溝正史の復員兵文学と言えるのかもしれない。 関連ページ: ・横溝正史関連ニュース&トピックス 横溝正史『犬神家の一族』を読む/『すばる2017年5月号』 | |
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