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 [445]   2025/8/11
■ DVD『忍びの忠臣蔵/髑髏検校』発売!
  2025年8月6日付で、DVD『忍びの忠臣蔵/髑髏検校』が発売された。田村正和主演ドラマ『髑髏検校』のDVD化である。
四十七士の影に暗躍する密偵の姿を描いた委嘱作「忍びの忠臣蔵」横溝正史原作、吸血鬼となり蘇った天草四郎が幕府滅亡を謀る階段「髑髏検校」傑作時代劇2作品が初ソフト化!と、DVDパッケージに記されている。

「髑髏検校」は、田村正和主演でTVドラマ化(1982/8)されている。数年前になるが、このTVドラマ版「髑髏検校」を、スカパー!時代劇専門チャンネルで見る機会(2019/4/13,23)があった(現在、東映オンデマンドで視聴可能)。今年(2025年)の夏は、ドラマ「髑髏検校」をDVDビデオで楽しむことができた。

封入リーフレットには、次のデータが記されていた。
■あらすじ
船で長崎に向かっていた侍・朱之助は嵐に遭い、ある島に漂着。女2人に助けられた朱之助だが、彼女たちの主人で怪しげな検校に命を狙われる。そのころ、江戸大奥では御台所・茂子を亡き者にして権勢を握ろうとする将軍家斉の愛妾・お美代の方とその兄で僧の日啓が暗躍していた。京から輿入れして半年の茂子を守るのは、勝気な腰元の琴絵だ。そんな不穏な大奥に、突如検校が現れた。検校は160年前、江戸幕府により滅ぼされた天草四郎の甦りだった。

■解説
原作は推理小説界の大御所・横溝正史が1939年に発表した同名小説。小説では検校※は狼とコウモリを従えているが、本ドラマでは狼のような犬(ドーベルマン)と、コウモリの代わリに血を吸う2人の腰元を従えている、という風にアレンジされている。ここからも察しがつくだろう。横溝の研究家によれば、本作は”吸血鬼もの"の嚆矢とされるブラ厶・ストーカーの古典小説『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)から着想を得ていると推測されている。
さて、われらが田村正和様の吸血鬼像は、ドラキュラとはかなり違う。検校は人間の新鮮な血を吸って生きながらえているが、彼にそういう直截的な場面はない。その代わり、腰元役の芦川と竹井がそこを積極的に見せてくれる。しかも彼女たちの陰惨な行為が、常にユーモラスに描かれている。反面、検校は終始、華麗でニヒルで妖しく、ひたすら怖い。そして、たとえ吸血鬼であっても最期まで検校は美しい…。これこそ田村正和なのである。
※検校とは、本来、盲人の琵琶奏者や箏曲の最高位という意味がある。ただし、本ドラマにおいての検校は、これには当てはまっていない。
 
【キャスト】
 不知火検校…田村正和
 琴絵・美緒…由美かおる
 鬼頭朱之助…伊吹剛
 お美代の方…三浦真弓
 松平伊豆守…船戸順
 松虫…芦川よしみ
 鈴虫…竹井みどり
 鳥井蘭渓…左右田一平
 日啓…山本昌平
 ※「松虫」「鈴虫」の役名表記は原作準拠 

【スタッフ】
 原作…横溝正史(角川文庫版)
 企画協力…角川春樹事務所
 脚本…下飯坂菊馬
 監督…原田雄一
 音楽…津島利章
 制作…東映、フジテレビ

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