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2025年5月15日付で、青柳碧人『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』が新潮社より刊行された。本書は、新潮社のWEBマガジン「yomyom」で'23/8-'24/9まで連載された。当方は「yomyom」サイトで、毎回楽しく読ませていただいた。
帯に、次の惹句がある。
探偵作家と外交官
巨匠江戸川乱歩とユダヤ人を救った杉原千畝。
まだ何者でもなかったふたりが友となり歴史を変えた。
斬新な発想で描く波乱万丈の物語。
読後の印象は格別である 門井慶喜さん絶賛!
帯裏の文章に、気になる人名が記されています。
名もなき若者だったが、夢だけはあった。
探偵作家と外交官という大それた夢。
希望と不安を抱え、浅草の猥雜な路地を歩き語り合い、
それぞれの道へ別れていく……。
若き横溝正史や巨頭松岡洋右と出会い、歴史を変え、
互いの人生が交差しつつ感動の最終話へ。
これは乱歩と千畝だけではない。その二つの焦点を楕円状に
取り囲むすべての人の物語なのだ。読後の印象ののぴやかさ、
ふところの広さは格別である。青柳碧人はこの一作によって、
いきなり歴史小読の大物となった。 ――門井慶喜
そう、本作には江戸川乱歩や杉原千畝だけでなく、横溝正史を含む多くの実在の人物が登場する。「yomyom」サイトで読んでいたころから、書籍の出版を心待ちにしていた次第。ネタバレになるので人名は避けるが、物語の終盤で作家M.S.が横溝正史について語るシーンは、個人的には胸アツです(^^;)。
杉原千畝の史実を描いたオペラ「愛の白夜」(改訂決定版, 作曲:一柳慧, 台本:辻井喬, 演出:白井晃)を、2009年に神奈川県民ホールで観劇した記憶がよみがえってきた。
ちなみに、書名にアルファベットで”SEMPO”とあるが、漢字の「千畝」には、本書の奥付で、「ちうね」とルビが振られている。
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