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| [380] 2021/4/18 | |
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■ 『「新青年」名作コレクション』('21/4)に、横溝訳「決闘家倶楽部」収録
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2021年4月10日付で、ちくま文庫から、『新青年』研究会編『「新青年」名作コレクション』が刊行された。帯には、創刊101年 伝説の雑誌『新青年』 探偵小説、評論、コラム、戦中戦後の傑作まで 新たな視座で編まれたアンソロジーが誕生 と、惹句が記されている。 この文庫に、横溝正史訳のL. J. ビーストン「決闘家倶楽部」が収録されているのをご存知だろうか。若かりし頃の横溝正史は、ビーストン作品の翻訳を計7作、『新青年』に掲載しており、そのうちの一編。この横溝訳「決闘家倶楽部」は、『ビーストン傑作集』(中島河太郎編, 創土社, 1970/3/25)以来、実に51年ぶりの刊本収録ではないだろうか。 解説には、『新青年』でのビーストン人気の高さが記されている。 日本では1921年夏季増刊号に、西田政治により「マイナスの夜光珠」The Yellow Minus(1917)が紹介され、喝采を浴びた。ペーソスと意外性のあるプロットが持ち味で、『新青年』には71編が翻訳され、作家別掲載数トップを占めるほど人気は高かった。本作は、決闘家倶楽部シリーズの一編で、1925年10月号に一挙に十編が翻訳されたうちの一編である。原題はThe Blue Diamond(1916)。 一挙十編とは、延原謙訳「夜の精」「星の私語」、西田政治訳「緑色の人魚」「クレッシングトン夫人の青玉」「形見の猫眼石」、横溝正史訳「一ヶ月二百磅」「決闘家倶楽部」「浮沈」「廃屋の一夜」、 妹尾韶夫訳「十萬磅」で、横溝正史訳が4編含まれている。 横溝正史の翻訳全集でも、刊行されないものかと思うこと然り。
帯には、県立神奈川近代文学館企画展『創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの ―ミステリー・ファッション・スポーツ―』とあり、同館の展覧会とのコラボ企画のようである。関連ページ: ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 No.227 「永遠に『新青年』なるもの」展 図録 (神奈川近代文学館, 2031/3/20) | |
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