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| [330] 2018/2/18 | |
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■ 横溝短編「詰将棋」収録の光文社文庫『将棋推理 迷宮の対局』('18/1)刊行
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2018年1月20日付けで刊行された、光文社文庫傑作ミステリー集『将棋推理 迷宮の対局』(山前譲編, 2018/1)に、横溝正史の短編「詰将棋」(「探偵よみもの」1946/11発表)が収録されています。ちなみに、「詰将棋」は、角川文庫緑304-54『ペルシャ猫を抱く女』(1977/11)に収録されています。ミステリー文学資料館編『甦る推理雑誌(2)「黒猫」傑作選』(光文社文庫, 2002/11)からの再録の形となっています。巻末解説(山前譲)には、次の通り紹介されています。 名探偵金田一耕助で知られる横溝正史と将棋との意外な関係は、終戦前後に疎開していた岡山県の農村にある。戦争が終わると演劇運動が起こり、正史は女子青年団の指導をすることになった。そこで主役を張った中山家のまあちゃんが、なんと大山康晴十五世名人のもとに嫁いだのである。正史が東京に戻ってからもその縁は続くのだ。一方、1934年、結核を患って療養した信州の富士見高原療養所に、先に入所していたのが藤沢桓夫だった。ここに収録した「詰将棋」(「探偵よみもの」1946.11)はそうした縁が背景にあるようだ。 横溝正史は大阪薬専に学んだが、そこで修身を教えていたのが藤沢桓夫の父だった。家業の薬種商をいったんは継ぐものの、「新青年」の編集部に入り、やがて人気探偵作家となった道筋については多くを語る必要はないだろう。 上記の話題は、「まあちゃんのお婿さん」(「時事新報」1952/2/27, 『新版 横溝正史全集18 探偵小説昔話』1975/7収録)に詳しい。また、『横溝正史全集5 八つ墓村』(講談社, 1970/1)付録の月報第一号(第1回配本)で、大山康晴は「横溝先生と私」というエッセイを寄せている。また、『横溝正史追憶集』(1982/12)でも、「盤外、人生の師」という追悼エッセイも記している 関連ページ: ・横溝正史アーカイブス: (106)短編「詰将棋」収録、光文社文庫『甦る推理雑誌(2)「黒猫」傑作選』刊行 | |
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