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| [320] 2017/4/5 | |||||||||||||
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■ 「読書日和」(2017/4, 丸善津田沼店的フリペ)で、『犬神家の一族』が紹介!
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チョッとローカルネタで申し訳ありませんが(^3)、丸善書店津田沼店の有志スタッフが、毎月発行している「読書日和」というフリーペーパー(2017/2)に、「2012年版東西ミステリーベスト100 全作レビュー」のコーナーがあり、「39位『犬神家の一族』横溝正史 角川文庫」が紹介されている。このコーナーは、2016年10月号から始まっており、2017/2号で「57位『八つ墓村』横溝正史 角川文庫」、2016/12号で「75位『悪魔の手毬唄』」が紹介されたことは記憶に新しい(^^;)。 | |||||||||||||
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その「読書日和」で、「39位 横溝正史『犬神家の一族』角川文庫」と題して、『犬神家の一族』が次のように紹介されています。 おそらく、この全作レビュー企画の中で作品の中身と関係ないところで有名な小説No.1かも知れない。湖に突き出した男の二歩足という光景は芸人の一発芸になったこともある名シーンである。角川映画の初期作品にしてその地位を磐石にしたとも言われている市川昆監督「犬神家の一族」の原作である。 映画は映画として評価するとして、さて小説としてはどうだろうと考えた時に、初読時の興奮を思い出す。それはあまりに自然かつ必然的に描かれるメイントリックの素晴らしさへの興奮だった。ミステリーのトリックは大掛かりなものであればあるほど、当然の如くわざとらしさが目立つようになる。「わざわざこんな殺し方する?」という疑問である。大概は「小説だからいいか」と自己完結して終わるのだが、『犬神家の一族』では複雑で大掛かりなトリックが使われているのにも関わらず、とってつけた感がない。犯人の行動原理はトリックと直結するし、トリックが生むひずみが事件の不可解な現象として現れる。つまり、物語とトリックが見事に融合しているのだ。何と鮮やかなトリックだろう! ちなみに、佐清のマスクは映画の白い目出しゴムマスクという印象が強いが、作中ではデスマスクのように目や鼻が描かれた、特殊メイクのようなマスクだ。白いマスクでも不気味だけど、表情が全く変わらないデスマスクはもっと不気味だったろう……。 『犬神家の一族』では、「スキーは下駄よりなれてまさあ」という、金田一耕助の衝撃的な発言(^^;)があります。レビューで触れられている、湖に突き出した男の二歩(本?)足という光景は、作中重要な意味があったと記憶しているのですが…。 「読書日和」の「2012年版東西ミステリーベスト100 全作レビュー」コーナーで、次に横溝正史作品が紹介されるのは、「10位 : 本陣殺人事件」になる。待ち遠しい。ちなみに、「東西ミステリーベスト100」には海外編もあるので、「1位 : 獄門島」まで紹介した暁には、海外編がスタートするのだろうか。こちらも楽しみである(^^;)。 関連ページ: ・「読書日和」(2017/2, 丸善津田沼店的フリペ)で、『八つ墓村』が紹介! ・「読書日和」(2016/12, 丸善津田沼店的フリペ)で、『悪魔の手毬唄』が紹介! ・「読書日和」(2014/6, 丸善津田沼店的フリペ)で、『夜歩く』が紹介! ・文春文庫版『東西ミステリーベスト100』(2012年版)刊行! ・『東西ミステリーベスト100』 2012年版刊行! | |||||||||||||
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