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 [319]   2017/2/8
■ 「読書日和」(2017/2, 丸善津田沼店的フリペ)で、『八つ墓村』が紹介!
  チョッとローカルネタで申し訳ありませんが(^2)、丸善書店津田沼店の有志スタッフが、毎月発行している「読書日和」というフリーペーパー(2017/2)に、「2012年版東西ミステリーベスト100 全作レビュー」のコーナーがあり、「57位『八つ墓村』横溝正史 角川文庫」が紹介されている。このコーナーは、2016年10月号から始まっており、2016/12号で「75位『悪魔の手毬唄』」が紹介されたことは記憶に新しい(^^;)。
 
2012年版角川文庫
   1位 : 獄門島八つ墓村
  10位 : 本陣殺人事件金田一耕助ファイル1
  39位 : 犬神家の一族 
  57位 : 八つ墓村 
  75位 : 悪魔の手毬唄 
  その「読書日和」で、「57位『八ツ墓村』横溝正史 角川文庫」と題して(^^;)、『八つ墓村』が次のように紹介されています。
「祟りじゃーっ!」という老婆の叫びとか、ライトを鬼の角のように立てた殺人鬼の画が有名すぎて内容があまり知られていない印象を受ける本書。全て映画の影響が大きすぎるせいなのだが、これは原作がしっかりしているからに他ならない。本書はミステリーの枠を超えてエンターテイメントとして超一流の作品である。
 物語のメインは八つ墓村といういかにもな村で起こる連続殺人をめぐる謎である。無差別に殺されていく被害者たちの共通点は何か、なぜ殺されるのか、という所謂ミッシングリンクものとして展開される。一方で落ち武者の隠し財宝をめぐる宝探し小説としての一面も併せ持つ。本格ミステリーと冒険小説の見事な融合、幸福なマリアージュである。
 ところで、ものすごく話題がそれるが、年に一度ツイッターで行われる横溝ヒロイン総選挙なるイベントがあるのだが、そこで圧倒的人気を誇るのが本書のヒロイン里村典子だ。典子の他にも魅力的な女性が登場する本書は男性読者の好みがわかる試金石のような役割も果たす。個人的には主人公の姉、田治見春代のいじらしさがたまらない。

『八つ墓村』は、本格ミステリと冒険小説(宝探しや洞窟探検)、さらには幾重にも折り重ねられたラブストーリの一面も併せ持つ、ミステリの枠を超えたエンタテイメント作品です。映画の印象に惑わされずに読むと、新たな発見があること間違いなし!

「読書日和」の「2012年版東西ミステリーベスト100 全作レビュー」コーナーで、次に横溝正史作品が紹介されるのは、「39位 : 犬神家の一族」になる。待ち遠しい。ちなみに、「東西ミステリーベスト100」には海外編もあるので、「1位 : 獄門島」まで紹介した暁には、海外編がスタートするのだろうか。こちらも楽しみである(^^;)。

関連ページ:
 ・「読書日和」(2016/12, 丸善津田沼店的フリペ)で、『悪魔の手毬唄』が紹介!
 ・「読書日和」(2014/6, 丸善津田沼店的フリペ)で、『夜歩く』が紹介!
 ・文春文庫版『東西ミステリーベスト100』(2012年版)刊行!
 ・『東西ミステリーベスト100』 2012年版刊行!


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