| |
『小説 野性時代』2015年9-10月号に、オマージュ短編/シリーズミステリ競作として、芦辺拓「金田一耕助VS明智小五郎」シリーズの新作、「明智小五郎、獄門島へ行く」(前後篇)が掲載されている。前篇掲載号は、「保存版 いま甦る江戸川乱歩」という特集が編まれており、「明智小五郎、獄門島へ行く」というタイトルも、頷けます。ちなみに前作は、「金田一耕助、パノラマ島へ行く」でした(^^;)。
前篇タイトルページ(2015/9, p.68)には、次のように記されている。
かつて金田一耕助が名を上げた島――
そこでは三姉妹が痛ましい事件の犠牲となった。
いま、名探偵・明智小五郎が〈獄門島〉に上陸する。
また、後篇タイトルページ(2015/10, p.338)には、次のように記されている。
バカンスで島を訪れた明智小五郎を迎えたのは、
島民たちの不可解な行動と、判じ物のような掛け軸だった。
直後、危機に見舞われた小林少年の命運は?
作中語られる、志摩の『パノラマ島』の事件が片付いたと思ったら、いきなり『シキユウオイデコウ』――至急おいで乞う、の記述より、年代設定順から、前作の「金田一耕助、パノラマ島へ行く」の直後のエピソードになるのでしょうか。
・昭和12年「明智小五郎対金田一耕助」(2002/12)
・昭和16年「探偵、魔都に集う 明智小五郎対金田一耕助」(2014/7)
・昭和22年「明智小五郎対金田一耕助ふたたび」(2013/10)
・昭和3X年「金田一耕助、パノラマ島へ行く」(2015/3)
・昭和3X年「明智小五郎、獄門島へ行く」(2015/9-10, 本作)
・昭和39年「金田一耕助対明智小五郎」(2013/3)
かの女性も含め、『獄門島』作中人物総登場となっています。『獄門島』(できれば『夜光怪人』も)を、併読するのも一興かと思います(^^;)。
|