『児童文芸』2009年2･3月号 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『児童文芸』2009年2･3月号 日本児童文芸家協会, 2009/2/1, 本体781円

内容項目は次の通り。 特集 過去は新しい。未来は懐かしい わが父･母とわたしと児童文学 �A父･横溝正史, p.24-29 「わが父とわたしと児童文学」思い出すままに　野本瑠美 　＊『光ほのか』………わたしの名前 　＊『家なき子』………愛犬の名前 　＊「ペローの童話」………トカゲとバラの花 　＊少年少女雑誌………ブレッドプディング 　＊「日記」………わたしは余りっ子？ 　＊『秘密の花園』………どこまでも散歩 　＊『シートン動物記』………我が家の動物たち 　＊岩波少年文庫………世界中のお友だち 　＊「若草物語」………大島への巡業の旅 　＊本棚からきこえた声………わたしのおはなし

横溝正史･次女の野本瑠美が語る、父･横溝正史である。 人の手を借りず、決してメモを取る人ではありませんでした。まだまだ頭の中の引き出しに整理されていた作品は、消えてしまいました。 断片的にしかわかっていませんが、横溝正史の頭の中には、しっかりした次回作の構想があったことでしょう。想像は尽きません。 『日本児童文学』2024年1･2月号(日本児童文学者協会)掲載、「コラボ特集 feat.『児童文芸』」の「『児童文芸』再録」に、「父・横溝正史「わが父とわたしと児童文学」思い出すままに」(p.54-56)が縮刷版で再録されている。こちらは、文字が小さく当方の目には厳しいものが…。 次女･野本瑠美には、横溝正史関連のエッセイが少なからずある。 ・「父との散歩」(『横溝正史追憶集』水谷準:編著, 1982/12, 私家版) ・「ネコの目 イヌの目 スエッ子の目」 　　(『横溝正史研究6』戎光祥出版, 2017/3) ・「独り言の謎」(『雪割草』戎光祥出版, 2018/3) ・「人形佐七は横溝家の天使」 　　(春陽堂書店『完本 人形佐七捕物帳』全十回連載, 2019/12-2021/7) ・「父を支えた猫たち犬たち」(『赤屋敷殺人事件』論創社, 2022/12) ・「「桜三吟」に寄せて」 　　(『別冊太陽 日本のこころ313 探偵小説の鬼 横溝正史』平凡社, 2024/4) 関連ページ： 　・横溝考古学・事始め - 足跡を訪ねて - 　　(84) 横溝亮一が語る、父･横溝正史 　・横溝正史シソーラス(パイロット版) - 温故知新編 - 　　(1-25) ○長男が語る父の素顔

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

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