 『横溝正史少年小説コレクション4 青髪鬼』 柏書房, 2021/10/5, 本体:2,800円+税 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
収録作品は次の通り。
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刊本の帯には、次のように記されている。 敏腕記者・三津木俊助 乗り出す！ 探偵小僧・御子柴進との名タッグで悪を討つ 横溝正史没後40年、シリーズ第４弾！ 第(4)回配本【全7巻】 ミステリ名作セレクション 完全オリジナルで甦る 横溝正史少年小説コレクション 全7巻！ 次回配本 (5)『白蝋仮面』 (1)『怪獣男爵』 (2)『迷宮の扉』 (3)『夜光怪人』 (5)『青髪鬼』 (6)『姿なき怪人』 (7)『南海囚人塔』 柏書房サイトの『青髪鬼』のページには、次の通り記されている。 横溝正史の少年探偵物語を全7冊で贈るシリーズ第4弾。 秋の空よりも青い頭髪の怪人物による復讐劇『青髪鬼』、どくろ仮面の犯罪者との秘宝をめぐる争闘『真珠塔』、人体改造を受けた脱獄死刑囚を首領とする凶悪集団の暗躍『獣人魔島』――いずれ劣らぬ怪事件・怪人たちに敏腕記者・三津木俊助と探偵小僧・御子柴進が挑む！ ほかに短篇5作と、初単行本化の未完成作品『皇帝の燭台』「黒衣の道化師」を収録。 テキストはすべて、入手が困難な初出・初刊に準拠、横溝正史の真髄を伝えるとともに、資料的価値も十分満足させる、オリジナル決定版！ 未完作品の「皇帝の燭台」(「少年世界」1950/1-6中絶)と「黒衣の道化師」(「少年野球画報」1950/4中絶)を、私に読む機会を与えてくれた本書には、感謝しかない。読むことが叶わないのかと天を仰いだ、初出誌を探求していた数十年前を思えば、隔世の思いである。 
編者解説記載通り、本書収録の短篇「片耳の男」の初出タイトルは「七人の天女」で、
月刊ジェイ･ノベル(J-novel, 実業之日本社)2012年1月号に、「七人の天女」が発表当時の雑誌(「少女の友」昭和14年9月号)掲載のままの形で復刻掲載されました。ただし、月刊ジェイ･ノベルの掲載された山前譲の作品解説でも指摘されているが、「七人の天女」の改題改稿版が「片耳の男」である。初出オリジナルの「七人の天女」も併録してもよかったのではと、思う次第。次巻には、『白蝋仮面』『蝋面博士』「風船魔人」「黄金魔人」「動かぬ時計」「バラの呪い」「真夜中の口笛」「バラの怪盗」「廃屋の少女 」が収録されるとのこと。 柏書房の『横溝正史少年小説コレクション』、次巻以降も楽しめそうである。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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関連ページ： ・ 横溝正史アーカイブス (235) 「七人の天女」横溝正史の少女探偵小説復刻 |
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