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| [433] 2024/9/19 | |
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■ 江戸川乱歩『江戸川乱歩座談』(中公文庫 え24-1, 2024/9)刊行!
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2024年9月25日付で、江戸川乱歩『江戸川乱歩座談』が中公文庫より「生誕130年記念刊行」と銘打ち、刊行された。カバー裏に、次の記載がある。戦前、孤高の「人嫌い」として知られた作家・江戸川乱歩は、戦後、日本探偵小説界の名ホストとして活躍した。森下雨村・横溝正史ら雑誌「新青年」の立役者たちから、小林秀雄・幸田文ら文壇の著名人まで――探偵小説の魅力を共に語り尽くす、夢の饗宴。乱歩の参加した主要な座談・対談をセレクトした文庫オリジナル。 以下の通り、横溝正史が参加した座談会が1篇収録されている。 I 座談 「新青年」歴代編集長座談会, p.201-250 城昌幸 延原謙 本位田準一 松野一夫 水谷準 森下雨村 横溝正史 (「宝石」1957/12/『復刻版新青年別冊』国書刊行会,1960) 横溝正史のエッセイ「途切れ途切れの記 6 博文館入社のこと」で、 (略)ある日、とつぜん乱歩さんから、 「トモカクスグ コイ」 という電報が舞い込んで、(略) と語られる電報に関して、この座談会から、実は本位田準一が打ったものであったことが分かったりする(^^;)。 江戸川 (略)そして、本位田君が勝手に神戸の横溝君に電報打つちやつたんだよ。 横溝 ともかく出てこい、という電報なんだよ。 この座談会は、『創元推理』No.13〈1996年夏号〉に再録されたことがある。その際にはあった〔まえがき〕("R"の署名あり)が、この文庫では省略されているのが残念であるが、貴重な座談・対談・鼎談がまとめられており、有難いことである。 省略された〔まえがき〕によれば、この座談会の言い出しっぺは横溝正史だったことが窺える。 (略) 横溝正史さんから、昔の「編集長」がみんな健在だから、森下さんにも土佐から出てきてもらって、歴代編集長の座談会をやったらどうかという案が出て(略) また、この座談会は酒も入ってかなり盛り上がったようである。 皆非常に親しい間柄なので、何の遠慮もなく、お前おれで話したわけだが、その上、会に入る前に相当酒がまわっていたので、横溝さんのごときは最も酩酊し、最も機嫌よく、大いに語り、横溝独演会の感さえあった。 巻末の「探偵小説に関する江戸川乱歩の主な座談・対談一覧」によれば、横溝正史が参加した座談・対談がいくつもリストアップされていることが分かる。 ・霜月座談会/大下宇陀児,甲賀三郎,巨勢洵一郎,久山秀子,水谷準,森下雨村,横溝正史/ 「探偵趣味」1928/1 ・合作長篇を中心とする探偵作家座談会/小酒井不木,国枝史郎,長谷川伸,山下利三郎,横溝正史/「新青年」1928/2 ・ポオ「アッシャー家の末裔」合評座談会/大下宇陀児,甲賀三郎,延原謙,水谷準,森下雨村,横溝正史/「新青年」1929/5 ・探偵小説を語る/横溝正史/「宝石」1949/9・10 ・「新青年」歴代編集座談会/城昌幸,延原謙,本位田準一,水谷準,松野一夫,森下雨村,横溝正史/「宝石」1957/12 このうち、横溝正史との対談「探偵小説を語る」は、2024/10刊行予定の『江戸川乱歩トリック論集』(中公文庫 え24-2)に収録される旨、近刊情報の目次に記されており、こちらも楽しみである。ただし、「「探偵小説」対談会」と題して、『宝石推理小説傑作選1』(いんなあとりっぷ, 1974/6)、『横溝正史の世界』(徳間書店, 1976/3)、「ユリイカ」1987/5(青土社)、『横溝正史エッセイコレクション2 横溝正史の世界 横溝正史読本』(柏書房, 2022/6復刊)に収録されてはいますが…。 関連ページ: ・WANTED 横溝正史 (21) 『喘ぎ泣く死美人』に続け! - 第5弾:対談・座談集 - | |
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