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横溝正史関連ニュース&トピックス  - 横溝正史アーカイブス -

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 [424]   2024/2/23
■ 平居紀一『時空探偵 ドクター井筒の推理日記』(宝島社文庫, 2023/11)に…
  当サイトで本書を紹介するにはそれなりの理由があるですが、それは読後のお楽しみということで…。

本書の主人公・研修医井筒がタイムスリップしていたのは、大正12年6月から9月にかけてのことで、文庫の帯に大正時代から現代に戻る鍵は関東大震災!?とある通り、関東大震災は大正12(1923)年9月1日に発生した歴史的事実がある。

横溝正史の処女作「恐ろしき四月馬鹿」が懸賞小説一等入選したのは、雑誌『新青年』大正10年4月(春季増大怪奇探偵)号(Vol.2-No.4)誌上でのこと。また、江戸川乱歩の処女作「二銭銅貨」が発表されたのは、その2年後の雑誌『新青年』大正12年4月増大(探偵小説創作集)号(Vol.4-No.5)である。

プロローグでの会話、「(略)『八つ墓村』って映画があったじゃん。あのラストに出てくる鍾乳洞、〈龍のアギト〉だったっけ、ほら、主人公が殺人鬼に追いかけられる――」が、後に登場する人物の伏線になっていたのかな?とも思いました。考えすぎかもしれませんが…。

大正12(1923)年前後の横溝正史年譜を紐解くと、次の記載があることがわかる。
(小林信彦編『横溝正史読本』角川文庫, 2008/9改版より)
大正11(1922)年
 秋、西田政治とともに、神戸図書館で行なわれた馬場狐蝶の講演を聴きに行く。
大正13(1924)年
 三月、大阪薬学専門学校を卒業。生家の生薬屋を手伝う。
大正14(1925)年
 四月、西田政治と初めて江戸川乱歩に会う。「探偵趣味の会」の同人に勧誘さ
 れ、参加する。(略)11月、乱歩と名古屋の小酒井不木を訪ねたあと上京する。

『横溝正史研究2』(江藤茂博・山口直孝・浜田知明編, 戎光祥出版, 2010/8)連載の、「横溝正史年譜事典」(第2回 1922-1927)の年譜には、次の記述がある。
大正12(1923)年
 四月、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」が「新青年」に掲載され、一読
 して、宇野浩二のペンネームかとの感想を抱く。

同書の横溝正史事典の「6.江戸川乱歩」の項には、 正史との初対面は大正14年(1925)の春との記述がある。

はてさて。


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