|
横溝正史やその作品に関連する、ニュースやトピックスをお寄せください。 ご協力を、よろしくお願いします。 |
| [401] 2022/3/23 | |||||||||||
|
■ 角川文庫『壺中美人』『華やかな野獣』(2022/3/25改版初版)、復刊!
| |||||||||||
2022年3月25日付で、『壺中美人』(よ5-54)『華やかな野獣』(よ5-55)が角川文庫より復刊(改版初版)されました。しかも、緑304-36/37の時と同じ巻末「解説」(中島河太郎)付き。前にも記したが、既刊横溝文庫で巻末解説が割愛された文庫についても、これを機に巻末解説を復刻していただきたいと思うのは、私だけだろうか(^^;)。もしくは、巻末解説だけの文庫でも構わないのだが…, Again!。
『壺中美人』(よ5-54)の帯には、曲芸、復刊! 横溝正史没後40年&生誕120年記念企画第三弾 殺害現場から壺に入って逃げ出そうとした女の謎に、金田一が挑む! とある。カバー裏の紹介文は次の通り。 陶器蒐集で有名な画家が自宅のアトリエで何者かに殺害された。現場におもむいた金田一耕助は、聞き込みを続けるうちに、以前テレビで見た"壺中美人"と称する曲芸を思い浮かべる。なんと発見者のたけは、血にまみれたパレットナイフを握りしめたまま、身体をねじまげ壺の中へ入っていく女の姿を見たというのだ! 表題作ほか奇妙な廃墟で起きた殺人事件を追う「廃園の鬼」を収めた、愛と裏切りを映し出す、横溝正史の傑作推理。
『華やかな野獣』(よ5-55)の帯には、享楽、復刊! 横溝正史没後40年&生誕120年記念企画第三弾 パーティ中に女主人が殺害された!金田一は参加者を調べるが…。 とある。カバー裏の紹介文は次の通り。 臨海荘のホールでは、大勢の男女が集うパーティが催されていた。一夜限りの相手を物色する享楽的な宴が終わろうとした矢先、ベッド・ルームで死体が発見された! 被害者は美しい女主人で、左の乳房をえぐられていた。ボーイに変装し潜入していた金田一耕助は駆けつけた警官たちと取り調べを開始する。だが、事件の裏には大規模な麻薬密売が複雑にからんでいて……。表題作に「暗闇の中の猫」「睡れる花嫁」を加えた傑作本格推理。
「華やかな野獣」について、個人的に、横溝正史探偵小説コレクション(4)『迷路荘の怪人』(出版芸術社,2012/5)の巻末解説の記述が気になっている。(春陽文庫『横溝正史長編全集17』1975/9)=文庫収録時に解決の部分が大きく加筆された「華やかな野獣」 つまり、現行版「華やかな野獣」には、改稿加筆前の原型作品が存在する(初出「面白倶楽部」1956/12)。 今回復刊された文庫『華やかな野獣』に収録の「睡れる花嫁」は、現行文庫の金田一耕助ファイル6『人面瘡』(よ5-6)にも収録されており、現行角川文庫で収録作品が重複するという状況となった。これは、金田一耕助ファイル20タイトル22冊刊行時に、金田一耕助ファイル6『人面瘡』(よ5-6)のみ親文庫がなく、旧角川文庫緑304シリーズの複数文庫から短編作品を抜粋して一冊の文庫になった経緯による。『人面瘡』(よ5-6)刊行時、各短編が収録されている親文庫はもう刊行されないかもと、危惧した記憶がある。 『人面瘡』(よ5-6)収録作品の、親文庫(緑304)タイトルは下記の通り。今回の、角川文庫の「横溝正史没後40年&生誕120年記念企画」による復刊で、親文庫がすべて復刊されたため、現行文庫で収録作品が重複するという現象となっている。 | |||||||||||
| |||||||||||
|
今回刊行された文庫帯には記されていなかったが、2022年4月『吸血蛾』&『毒の矢』が、復刊予定である。さらにその先があるのか、見極めたい。お楽しみは続くようだ(^^;)。 関連ページ: ・未復刊の角川文庫緑三〇四が、いっぱい!|目下の「角川文庫 よ5」 ・角川文庫『貸しボート十三号』『死神の矢』(2022/2/25)、復刊! ・角川文庫『びっくり箱殺人事件』『支那扇の女』(2022/1/25改版)、復刊! ・角川文庫『扉の影の女』(2021/12/25)、復刊! ・角川文庫『夜歩く』(2021/12/10)、丸善ジュンク堂書店限定復刻カバー! ・角川文庫『女王蜂』(2021/12/10改版40版)、TSUTAYA限定復刻カバー! ・角川文庫『スペードの女王』(2021/11/25)、復刊! ・角川文庫『迷路の花嫁』(2021/10/25)、復刊! ・角川文庫『魔女の暦』(2021/9/25)、復刊! ・角川文庫『夜の黒豹』(2021/8/25)、復刊! | |||||||||||
![]() 横溝ペディアへ |
![]() アーカイブスへ |
![]() ページの先頭へ |