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| [377] 2021/2/11 | |
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■ 横溝短編「探偵小説」収録の双葉文庫『悲劇への特急券』('21/2)刊行
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2021年2月13日付けで刊行された、双葉文庫『悲劇への特急券 鉄道ミステリ傑作選<昭和国鉄編II>』(佳多山大地編, 2021/2)に、横溝正史の"鉄道ミステリ"短編「探偵小説」(「新青年」1946/10発表)が収録されています。この「探偵小説」は、角川文庫では『刺青された男』(緑304-52, 1977/6)に収録されています。さらに、創元推理文庫『日本探偵小説全集9 横溝正史集』(1986/1)や、柏書房『横溝正史ミステリ短篇コレクション3 刺青された男』(2018/3)などにも収録されています。表紙カバー裏には、次のように紹介文がある。 探偵作家の里見先生が小説の題材にした温泉地での女学生殺し。遺体は鋏がが入った片道切符を持っていた(「探偵小説」)。 また巻末解説には、この短編「探偵小説」で里見先生が推理を披露するN駅はどこなのかに関する考察がある。 実はこの短編「探偵小説」、「新青年」発表に際し書き縮めたものであることが、角川文庫『刺青された男』の巻末解説(中島河太郎)に記されている。柏書房『横溝正史ミステリ短篇コレクション3 刺青された男』(2018/3)の巻末解説に、第一稿80枚を60枚に書き縮めた旨を記した、「自選のことば」(「別冊宝石」第110号,1962/2)が収録されている。 「桜日記」(講談社『探偵小説昔話』1975/7収録の昭和21年の日記)の、昭和21年1月より2月末までの仕事集計に、「探偵小説」76枚 発表未定とあって、8/23に「探偵小説」を書きちぢめ始めるとあり、8/24に「探偵小説」122枚を書上げるとある。76枚とは、「自選のことば」より第一稿80枚のことと考えられる。書きちぢめ122枚とは200字詰め原稿用紙(半ペラ)のことのようで、「自選のことば」の60枚と符合する。 第一稿80枚版「探偵小説」を読むことは、さすがに叶わないのだろうか。 関連ページ: ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 No.175『鉄道ミステリーの系譜』(原口隆行, 交通新聞社新書, 2016/10) | |
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