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■ 横溝正史自選集(3)『八つ墓村』(出版芸術社)刊行
  横溝正史自選集(3)『八つ墓村』(出版芸術社,'07/3) 2007年3月20日付けで、横溝正史自選集(3)The Author's Self-Selected Masterpieces Vol.3『八つ墓村』(出版芸術社, 第三回配本分)が刊行されました。

帯には、どのように記されているかというと…。
32人殺し…呪われた村の新たなる惨劇！
「八つ墓村」懐古録群+家族が明かす驚きの真実
「父・横溝正史を語る〜その2」併録!!

［収録作品］
　・八つ墓村　「新青年」昭和24年3月号〜昭和25年3月号
　＋「宝石」昭和25年11月号, 昭和26年1月号(初出)

［付録資料］
　・「作者の言葉」(「新青年」昭和23年12月号)
　・「思いつくまま」(探偵作家クラブ会報48号,昭和26年5月)
　・「八つ墓村」考I
(「真説金田一耕助・42」毎日新聞日曜くらぶ, 昭和52年6月26日)
　・「八つ墓村」考II
(「真説金田一耕助・43」毎日新聞日曜くらぶ, 昭和52年7月3日)
　・「八つ墓村」考III
(「真説金田一耕助・44」毎日新聞日曜くらぶ, 昭和52年7月10日)
　・特別座談会「父・横溝正史を語る」その2 家族人としての横溝正史
出席者:横溝亮一(長男)・高松宜子(長女)・野本瑠美(次女) 聞き手:浜田知明

［解説］　浜田知明

解説に、以下の気になる箇所がありました。
完結篇の前半部分(「危険を孕んで」〜「狐の穴にて」)は、 収録書(講談社・傑作長篇小説全集5『横溝正史集』, 昭和26年5月)の総頁数の関係からか、 相当に文章が削られており、文意がうまくつながらない箇所さえあるので、 本選集では、重複部分を除き、削られた箇所を大幅に復元した。
 流布している角川文庫版と比較してみるのも一興かと思いましたがが、 ちょっとその元気なし(^^;)。誰かが、レポートしてくれることでしょう。

また、初刊本以降伏せ字(×)になっていた年代が作中にあったが、初出誌の 「大正十二年」「昭和二十三年」に今回復元した。
 以下の関連ページで、「大正×年」「昭和二十×年」の年代特定をガンバッタのですが、初出では記載されていたのですね(^^;)。

関連ページ：
　・『八つ墓村』カレンダー -辰弥はいつ神戸へ発ったか-



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