 爽BOOKS『古地図で楽しむ神戸』 大国正美･編著, 風媒社, 2019/12/30, 定価1,600円 | |
内容項目は次の通り。
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学生時代を神戸で過ごした私としては、懐かしさと相まって紹介せざるを得ない(^^;)。・新開地で見た情景 『探偵小説五十年』収録の「続･途切れ途切れの記―今は昔の物語のこと」より、横溝正史が自身の生誕地周辺のことを記した箇所が引用されている。「山陽道パノラマ地図」(1922頃)と「神戸市新図」(1903)が掲載され、次の紹介がある。 名探偵･金田一耕助の生みの親として知られる横溝正史は神戸で生まれ育った。今ではハーバーランドという洒落た呼び名が付いた神戸駅あたりだ。生家は川崎造船所の間近にあったそうで、夕方になると仕事を終えた人たちの長い列が湊川新開地まで続いたという。何しろ横溝の家から新開地までは5分ほどの距離なのだ。 ・横溝正史と「元町ぶらり」 江戸川乱歩は、横溝正史とぶらり歩いた元町を、自身の小説に書き記していたんですね。隣りに横溝正史が歩いていると思いながら、読むのも一興かな。 (1924「神戸市商工地図」附録「栄町及湊町付近分図」) 1926年、乱歩は大阪や神戸などを講演旅行した。しかし、「その方はきっかけみたいなもの」で、本来の目的は横溝と神戸の元町あたりをぶらつくことにあったらしい。引用した『悪人志願』は、その際に元町商店街で見た光景だ。 関連ページ： ・横溝正史を読もう！- 横溝正史作品への誘い - (1) 『探偵小説五十年』講談社, 1972/9 | |
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さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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