『偕成社ジュニア探偵小説資料集』　 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『本の探偵1 偕成社ジュニア探偵小説資料集』 森英俊･野村宏平編著, 盛林堂ミステリアス文庫, 2014/12/6, 本体5,000円

内容項目は次の通り。 　全集･選集 　　ジュニア探偵小説(全26巻) 偕成社 1968-1972, p.8 　　　 3 『怪獣男爵』 横溝正史, p.8-9 　　　 5 『大迷宮』 横溝正史, p.10-11 　　　 7 『夜光怪人』 横溝正史, p.11-12 　　　10 『黄金の指紋』 横溝正史, p.13-14 　　　19 『蝋面博士』 横溝正史, p.18-19 　　　21 『青髪鬼』 横溝正史, p.20 　単行本 　　横溝正史, p.126-128 　　　 『怪獣男爵』, p.126 　　　 『夜光怪人』, p.126 　　　 『黄金の指紋』, p.126 　　　 『青髪鬼』, p.126 　　　 『白蝋仮面』, p.126-128 　　　 『蝋面博士』, p.128 　　　 『大迷宮』, p.128 　　　 『獣人魔島』, p.128 　索引IX 　　横溝正史(初出データ付き), p.135

本書の「まえがき」に、次の通り記されている。 偕成社から戦後出版されたジュニア･ミステリを全集別･作家別に俯瞰しつつ、個々の作品のあらすじを詳細に紹介し、さらには論評を加えたのが本書であり、『少年少女昭和ミステリ美術館 表紙でみるジュニア･ミステリの世界』で取りあげた偕成社のジュニア･ミステリの項目を補完するようなかっこうになっている。 『少年少女 昭和ミステリ美術館』の副読本として、併読をおススメしたい。と言ってはいますが、本書の存在を知ったのはごく最近のことです。 懐かしい書影が、全編にわたってオールカラーで収録されています。 当時は、学校の図書室や近所の本屋さんに、数多く置いてあったように記憶しています。「偕成社ジュニア探偵小説」シリーズの内、表紙絵を覚えている本が何冊かあり、小学生高学年のころワクワクしながら読んだ記憶がよみがえってきました。残念ながらそれらは横溝正史モノではないので、まだ横溝正史作品に興味を持っていなかったころのことのようです(^^;)。当時の装丁のまま、何とか復刊していただ期待と願うのは、決して私だけではないと思います。 巻末索引には、作家毎に収録作品の初出データ･原題などが掲載されていることに、改めて驚いている次第です。

関連ページ： 　・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 　　(122)  『少年少女昭和ミステリ美術館』(森英俊･野村宏平編著, 平凡社, 2011) さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

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