『想い出大事箱』　 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『想い出大事箱〜父･高木彬光と高木家の物語〜』 高木晶子, 出版芸術社, 2008/5/20, 本体1,700円

内容項目は次の通り。 　第一章　作家高木彬光の周辺 　　東奥日報と若き日の彬光, p.28-39 　　　昭和23年12月17日付け 手紙 横溝正史先生より 高木彬光宛, p.34 　　　昭和23年12月25日付け 高木彬光より 横溝正史先生宛, p.36 　　　　(1989/5発行「郵政省広報誌 P&T 作家たちの交流12」掲載) 　　横溝先生の還暦祝, p.88-91

2005/10刊行の『刺青殺人事件 新装版』(高木彬光, 光文社文庫)に、高木彬光初期の未発表短編「闇に開く窓」収録にまつわるエピソードが、横溝正史と高木彬光の手紙とともに紹介されています。 「横溝先生の還暦祝」の項では、「横溝先生にジャンパーを着せる大役を！」と題された写真が掲載されています。高木家に保存されていた写真のようで、私は(たぶん)初めて見る、横溝正史が写っている写真でした。場所は、ホテルオークラで、赤いジャンパーだったと記されています。p.95にも、横溝正史が写っている写真があります。メインは、江戸川乱歩と著者ですが…。 関連ページ： 　・横溝考古学・事始め   (82)  横溝正史が預かった高木彬光の原稿

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

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