 『軽井沢ヴィネット 2010年秋冬号』 軽井沢新聞社, 2010/10/20, 定価:800円 | |
内容項目は次の通り。
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『軽井沢ヴィネット』は、軽井沢新聞社が年2回発行している情報誌のようです。
この雑誌の「高原の指定席」(My Favorite in Karuizawa)という連載コラムに、横溝正史にまつわるエピソードが紹介されていました。 軽井沢を愛した文化人たちのお気に入りの喫茶店やレストランにクローズアップ。第二回目は金田一シリーズでお馴染みの故横溝正史が通った塩沢通りの喫茶店離山房です。 横溝正史のお気に入りメニューは、大正時代に流行った「夢の追憶」に似た配合を目指して、亡き店主が納得いくまでこだわって生み出されたオリジナルブレンドコーヒーで、酸味が特徴とのこと。 横溝正史は散歩のついでに「離山房」に寄ろうと、シュガーレスシュガー持参し、テラスの真ん中の木製ベンチに腰掛け、オーダーしていたようです。 「マダム、コーヒーをお願いします」と。 そのマダム・槙野あさ子さんが、次のようにコメントされていました。 「横溝先生には色々愚痴も聞いて頂きました。"マダム"なんて呼ばれたのも初めてでうれしかったですね。今でも沢山の思い出が蘇ります」 「離山房」は老舗カフェで、ジョン･レノンがよく訪れていたことでも有名らしい。 
軽井沢の「離山房」にまつわるエピソードに関しては、『横溝正史追憶集』(水谷準編, 1982/12/10, 私家版)の中で、当の槙野あさ子さんが短文を寄せられている。そこには、横溝正史の詠んだ俳句も紹介されている。岩を吹くあれが浅間か夏の雲 | |
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さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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