中川八郎『文学散歩 作家の墓 下巻』(一穂社,Oct/1992)によれば、
静岡県駿東郡小山町の富士霊園に、「文學者之墓」という合祀墓がある。
「日本に生まれ 日本の文学に貢献せる人々の霊を祀る」と墓碑に記され、
菊池寛に始まり、それぞれ作家名,代表作,歿年月日,享年が刻まれている。その216番目に、「横溝正史」の名とともに、代表作として『八つ墓村』が刻まれている。 数ある作品の中から、『八つ墓村』が選ばれたのか不明ですが、 江戸川乱歩のそれは「二銭銅貨」であり、渡辺温のそれは「兵隊の死」である。 横溝正史の墓所、神奈川県川崎市の春秋苑とともに訪れてみたいところである。 | |||
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2014年GWに家族で、「めちゃイケSA」(東名高速･足柄SA)に行き、そこから富士霊園まで足を延ばして、知り合いの方の墓参がメインだったのですが、ようやく「文學者之墓」に訪れることができました(上記写真は、その時に撮影したもの)。 その時初めて分かったのですが、「横溝正史」の裏には、「横溝孝子 2011.11.11 105歳」と記されていました。ちなみに、「横溝正史」は「3期」にある。 横溝正史の死や墓碑銘に関しては、下記の書籍が詳しい。 |
 『文学散歩 作家の墓 下巻』 中川八郎,一穂社 Oct/1992,p176-177 |
 『大往生事典』 佐川章,講談社+α文庫 Aug/1996,p.475-476 |
 『週末計画 作家の墓を訪ねよう』 岩井寛,同文書院 1996,p298-299 |
 『作家の臨終・墓碑銘事典』 岩井寛,東京堂出版 Jun/1997,p351 |
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横溝正史の墓碑銘に関する書籍・文献をご存じの方、 ぜひご一報ください。 |
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