 春陽堂書店『完本 人形佐七捕物帳 七』 編集委員 浜田知明･本田正一･山口直孝, 2020/12/25, 本体4,500円+税 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
収録作品は次の通り。
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春陽堂書店サイトには、次の通り紹介されている。 好評シリーズの第七巻！ 人形を思わせる色男の岡っ引き、佐七が次々と江戸の事件を解決していく推理劇。 「銭形平次」をはじめとする五大捕物帳 の一つで、横溝自身も格別に愛着を持っていたシリーズです。 本シリーズは研究者たちにより収集、確定された全180篇をすべて収録した決定版です。 「人形佐七は横溝家の天使」(野本瑠美, 横溝正史次女)で、1947(昭和22)年11月に行われた、横溝正史・江戸川乱歩・西田政治による連歌「桜三吟」について、触れられている。「ゴットン」の意味がようやく分かりました(^^;)。 「どうだ、これを食べてから連歌を巻こうじゃないか！」と、乱歩氏。 大好評のお寿司を食べ終わると、姉が墨をすり半紙を広げた。同行なさっていた鬼怒川氏はお世話役にまわっていた。お題は、岡田村字桜の住所に因んで「桜」。 父の句に「ゴットン」とあるのは、強盗のこと。当時桜部落に強盗が出没し、ゴットン、ゴットンと騒がれたことを詠みこんでいる。 三人三様楽しさあふれた「桜三吟」の一巻ができあがった。 『完本 人形佐七捕物帳』(全10巻, 180篇)も残り三巻。楽しみは尽きない。 関連ページ ・横溝考古学・事始め No.20 「桜三吟」 |
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