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■ 徳間文庫『山名耕作の不思議な生活』(2007/8)刊行
2007年8月15日付で、徳間文庫より『山名耕作の不思議な生活』が刊行(2007/8/3)されました。
帯には、次のように記されています。
巨星怪奇コレクション第四弾！
なぜ彼が妙な暮らしを始めたのか、
知るものは誰もいない…
2007/8/31まで2次販売予約受付中の『横溝正史探偵小説大全+読書端末ワーズギア』 収録の『山名耕作の不思議な生活』では、「片腕」「二人の未亡人」が割愛されていますが、 本文庫は、角川文庫緑304-47『山名耕作の不思議な生活』(1977/3)と、 同じ収録内容になっています。
［収録内容］
・山名耕作の不思議な生活
「大衆文芸」
1927/1
・鈴木と河越の話
「探偵趣味」
1927/1
・ネクタイ綺譚
「新青年」
1927/4
・夫婦書簡文
「サンデー毎日」
1927/8
・あ・てる・てえる・ふいるむ
「新青年」
1928/1
・角男
「サンデー毎日」
1928/3
・川越雄作の不思議な旅館
「新青年」
1929/2
・双生児
「新青年増刊」
1929/2
・片腕
「新青年」
1930/2
・ある女装冒険者の話
「文学時代」
1930/12
・秋の挿話
「文学時代」
1930/12
・二人の未亡人
「新青年」
1931/1
・カリオストロ夫人
「新青年」
1931/5
・丹夫人の化粧台
「新青年」
1931/11
・解説
細谷正充(文芸評論家)
解説に、
横溝正史ブームの最中の昭和51(1976)年に、徳間書店から刊行された『横溝正史の世界』は、 作者のエッセイ・小説・対談・日記を収録したバラエティ・ブックであり、 ファンにとっては見逃すことのできない一冊だ
、と記されている。 とはいうものの、この本は長らく復刊されておらず、 昭和50年代からのファンはもちろんのこと、最近になって新たに横溝作品に触れた 方々にとっても、入手が難しいことにかわりがない。解説で紹介するからには、 責任を持ってその後のケアをしてほしいものである。
さらに巻末には、
この作品は1977年3月刊角川書店より刊行されました。 本作品はフィクションであり、実在の個人・団体などとは一切関係がありません。 なお、本文中に心身の障害などに関して、今日では好ましくない用語が使用されているため、 著作権継承者のご指示のもとに一部、加筆訂正しましたことをお断りいたします。(編集部)
と記されています。ということは、角川文庫版(緑304-47)の紙ベースでの復刊は、もう無いということなのでしょうか？ またこの本と兄弟文庫になる『恐るべき四月馬鹿』も 同様な憂き目を見るのだろうか。
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2007年8月15日付で、徳間文庫より『山名耕作の不思議な生活』が刊行(2007/8/3)されました。
解説に、
横溝正史ブームの最中の昭和51(1976)年に、徳間書店から刊行された『横溝正史の世界』は、
作者のエッセイ・小説・対談・日記を収録したバラエティ・ブックであり、
ファンにとっては見逃すことのできない一冊だ、と記されている。
とはいうものの、この本は長らく復刊されておらず、
昭和50年代からのファンはもちろんのこと、最近になって新たに横溝作品に触れた
方々にとっても、入手が難しいことにかわりがない。解説で紹介するからには、
責任を持ってその後のケアをしてほしいものである。
さらに巻末には、この作品は1977年3月刊角川書店より刊行されました。
本作品はフィクションであり、実在の個人・団体などとは一切関係がありません。
なお、本文中に心身の障害などに関して、今日では好ましくない用語が使用されているため、
著作権継承者のご指示のもとに一部、加筆訂正しましたことをお断りいたします。(編集部)
と記されています。ということは、角川文庫版(緑304-47)の紙ベースでの復刊は、もう無いということなのでしょうか？ またこの本と兄弟文庫になる『恐るべき四月馬鹿』も
同様な憂き目を見るのだろうか。
