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2003年5月20日付けで刊行された、光文社文庫『甦る推理雑誌(6)「探偵実話」傑作選』収録作品群の中に、横溝正史・高木彬光・山村正夫による連作「毒環」(「探偵実話」1954/4発表)が収録されています。
この「毒環」(文庫目次に"どっかん"と読み記載)という連作は、
「探偵実話」の初出誌のほかに、次の書籍にも収録されていますが、今まで入手は困難でした。
・浪速書房『四つの幻影』江戸川乱歩他, Oct/1959(S34)
私は図書館で『四つの幻影』収録の「毒環」をチェックしましたが、
文庫で読むことが可能になるとは、うれしい限りです。
『四つの幻影』では、誰がどのパートを担当したか不明でしたが、
文庫では３人のパートが記され、章立ても異なるようです。
| 文庫版 | 『四つの幻影』 |
(前篇)プロローグ 横溝正史
汝に毒を
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汝に毒を
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一
二
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(中篇)アセトン・シアン・ヒドリン 高木彬光
アセトン・シアン・ヒドリン
アイスのアリバイ
金へんさんには金がない
謀殺第二号
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アセトン・シアン・ヒドリン
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一
二
三
四
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(後篇)青髯と二人の女 山村正夫
青髯と二人の女
三人目の犠牲者
陽動作戦
循環殺人
エピローグ |
青髯と二人の女
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一
二
三
四
五 |
『四つの幻影』の中島河太郎「はしがき」には、
「毒環」を
連続殺人の錯綜した謎が主軸と紹介されています。
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