『妄想アンソロジー式ミステリガイド』 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『妄想アンソロジー式ミステリガイド』 　探偵小説研究会編,書肆侃侃房,2023/12/27,本体1,800円

内容項目は次の通り。 　戦争ミステリ傑作選　千街晶之, p.7-12 　　一巻　戦争の只中で 　　　　　横溝正史「孔雀屏風」 　　三巻　戦後から振り返る戦争１ 　　　　　横溝正史「犬神家の一族」 　異論理図書館, 鷹城宏 　死のカードあわせ――可動式アンソロジーのすすめ　巽昌章, p.19-24 　　横溝正史　「蔵の中」「かひやぐら物語」「面影双紙」 　映画原作短篇十選　並木士郎, p.43-48 　　横溝正史「蔵の中」 　昭和五十年代アンソロジー(国内編)傑作選　廣澤吉泰, p.57-64 　　第六巻・双葉社編�T 　　　双生児・横溝正史 　　第八巻・徳間書店編�T(戦前編) 　　　面影双紙・横溝正史 　　第十一巻・集英社編 　　　百日紅の下にて・横溝正史 　墓場へ持ちこまれた謎を解く　横井司, p.77-84 　　〈日本編〉全四巻予定 　　　海野十三&横溝正史 　　　　「少年探偵長」(1950) 　『人面瘡』幻想ミステリ全集　大森滋樹, p.107-113 　　第六巻　『人面瘡』横溝正史 　鉄道ミステリー選集(二巻本)　佳多山大地, p.115-121 　　【上巻『旧国鉄時代名作選』：約595枚】 　　　　横溝正史　「探偵小説」約75枚 　《実話犯罪ミステリコレクション》解説　松本寛大, p.173-179 　　第三巻　横溝正史『八つ墓村』『悪魔が来りて笛を吹く』

書肆侃侃房サイトの本書のページに、次の記載がある。 ミステリの名手たちが編む珠玉の��妄想�＜Aンソロジー それぞれが思い描く実在のミステリ作品を架空のアンソロジーとして編み解説する。国内、海外問わずミステリ好きにはたまらない最高のブックガイド。戦後書かれた作品で、文庫で読める本が中心。電子版も多くすぐに読める。あなたの好きなナビゲーターは誰ですか。 「まえがき」を読むと、ミステリ専門誌「ジャーロ」(光文社)で、2015年から2022にかけ連載された、テーマ別架空アンソロジー企画だったことがわかる。 なるほど、そう編むかといったアンソロジー案もあれば、こんな作品もあったとか、まったく知らない作品もあったなどと、気づかされるアンソロジー案もあり、今後の読書の参考に大いになりそうである。

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

横溝正史関連書籍をご存じの方、 耳寄りな情報をお待ちしております。

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