 『芝居を愛した作家たち 文士劇の百二十年』 道又力, 文藝春秋, 2013/11/25, 本体:1,900円 | |
内容項目は次の通り。
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「私の初役」には、大正15年9月に催された探偵劇のことが記されており、横溝正史は客先の前列で見物を装っている役を演じていたとのことである。 「推理作家の文士劇」には、横溝正史原作のラジオドラマ「びっくり箱殺人事件」について記されている。 そして、「推理作家文士劇 犬神家の一族」である。このイラストは、「オール讀物」昭和52年1月号『世相あぶり出し』第72話が初出とのこと。第三章解説のp.184-185に、以下の通りその説明がある。 昭和五十一年に映画化され大ヒツトした角川映画の第一弾『犬神家の一族』のパロディ。乱歩の遺影の前に、当時の著名作家が居並び壮観だ。映画キャストとの比較は以下の通り。 犬神佐兵衛……三國連太郎（江戸川乱歩） 野々宮珠世……島田陽子（夏樹静子） 犬神佐清………あおい輝彦（森村誠一） 犬神佐武………地井武男（生島治郎） 犬神佐智………川口恒（河野典生） 犬神松子………高峰三枝子（戸板康二） 犬神竹子………三条美紀（三好徹） 犬神梅子………草笛光子（結城昌治） 犬神寅之助……金田龍之介（都筑道夫） 犬神幸吉………小林昭二（佐野洋） 犬神小夜子……川口晶（戸川昌子） 古賀弁護士……小沢栄太郎（松本清張） 石坂浩二の当り役となった名探偵･金田一耕助には原作者の横溝正史が扮し、「映画より恐ろしい顔ぶれだ」 と頭を抱えている。尚、映画版では横溝自身、金田一が泊まるオンボロ旅館の主人役で出演している。 横溝正史の金田一耕助と、松本清張の古賀弁護士。それに、スケキヨマスクの森村誠一。個人的には、ぜひ実現してほしかったと思います(^^;)。 さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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