 『萌える日本文学』 堀越英美, 幻冬舎, 2008/3/25, 本体1,500円 | |
内容項目は次の通り。
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横溝正史の萌え作品として『八つ墓村』と「蔵の中」が取り上げられており、あらすじがそれぞれ次のように説明されています。 『八つ墓村』 寺田辰弥は艶っぽい未亡人･美也子の案内で、資産家の跡取りとなるべく生まれた故郷の八つ墓村へ戻ってきた。帰るなり次々と起こる謎の殺人事件。彼はやがて村の恐ろしい伝説、そして彼自身の呪われた出生の秘密を知る。村人たちから疑惑の目を向けられる辰弥をかばってくれるのは、おっとり優しい姉の春代、そして彼を「お兄さま」と慕う従妹の典子だけだった。 「蔵の中」 雑誌「象徴」の編集長のもとに、笛二と名乗る美少年が原稿を持ち込んできた。そこに書かれていたのは、少年が体験したというある怪奇な事件だった。幼いころから蔵の中で口と耳が不自由な美しい姉と遊んでいた少年は、姉を亡くした後も、姉にそっくりな自分の化粧姿に見ほれながら暮らしていた。しかし蔵の中にあった遠眼鏡で外の世界と接点を持とうとしたことから、少年は殺人事件に巻き込まれていく。 あとがきにも記されていますが、「萌え小説っていったら『八つ墓村』でしょ」と、示唆されたブロガーの方がいたようです。 この本も、リハビリで散歩遠征した古本屋で見つけました。 | |
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さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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