『笑う耕助、ほほえむ小五郎』　 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『笑う耕助、ほほえむ小五郎　ミーハー文学散歩･日本一の名探偵たち』 橘マリノ, 新風舎文庫, 2006/7/25, 本体650円

内容項目は次の通り。 　2 笑う金田一耕助, p.77 　　　耕助体験, p.79 　　　ボサボサ頭にクシャッと笑顔, p.87 　　　名作十選 〜美しきヒロイン達の肖像〜, p.91 　　　　　*嫁菜 〜「本陣殺人事件」の一柳鈴子〜, p.93 　　　　　*白モクレン 〜「獄門島」の鬼頭早苗〜, p.96 　　　　　*たんぽぽ 〜「八つ墓村」の田治見典子〜, p.100 　　　　　*カサブランカ 〜「犬神家の一族」の野々宮珠世〜, p.104 　　　　　*吾亦紅 〜「悪魔の手毬唄」の青池リカ〜, p.108 　　　　　*胡蝶蘭 〜「女王蜂」の大道寺智子〜, p.112 　　　　　*茉莉花 〜「悪魔が来りて笛を吹く」の椿美禰子〜, p.115 　　　　　*銀竜草 〜「仮面舞踏会」の笛小路美沙〜, p.119 　　　　　*シプリペジウム 〜「悪霊島」の刑部巴(巴御寮人)〜, p.122 　　　　　*桜 〜「病院坂の首縊りの家」の法眼弥生〜, p.125 　　　金田一耕助の忍ぶ恋, p.130 　　　正史先生、探偵小説の鬼となる 〜楽しかりし桜の日々〜, p.139 　　　金田一耕助とコロンボの不思議な関係, p.152

退院後のリハビリを兼ねた散歩･古本屋巡りで、この文庫を見つけた。私が100円均一(外税)台で見つけた158ページの薄い文庫が、アマゾンのマーケットプレイスで、定価以上の高値が付いている(2014/4/28付)には驚かされた(同じアマゾンで、角川文庫『横溝正史読本』よりも高値と知り、さらに驚く)。2006/7刊行当時、私は何をしていたのだろうか。この文庫に気づいていなかったのは、不覚のいたすところ。 カバー裏表紙には、次の通り記されている。 「笑う金田一耕助」では、代表作十編のヒロインを特集し、耕助の秘めた恋愛を探る他、アメリカ製”金田一”とも言うべき「刑事コロンボ」との関係に迫っていく。 続刊があるのかと思い調べてみたが、どうもないようで残念です(^^;)。

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

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