『金田一耕助自由研究 創刊号 No.1』　 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『金田一耕助自由研究 創刊号 No.1』 神保町横溝倶楽部･編, 私家版, 2013/12/29, 定価:800円

内容項目は次の通り。 　「金田一耕助学」ここに誕生す 木魚庵, p.2 　研究 『本陣殺人事件』と翻訳探偵小説 野地嘉文, p.7 　研究 本陣殺人事件･考 　　　　　　〜小説･脚本＆映画･TVドラマの共通点と相違点に関して〜 　　　　　　　　都の商売人, p.15 　研究 『獄門島』における犯罪動機について ゆーた, p.27 　コラム 『犬神家の一族』のマスクについて考えてみた。 多嘉良, p.36 　研究 父探しとmake bilieve 　　　　　　〜『病院坂の首縊りの家』についての一視点 ベル紫, p.37 　コラム 横溝正史の乱丁･落丁 元木友平, p.44 　コラム 真説『金田一耕助映像読本』座談会初出演の弁 木魚庵, p.46 　特集 金田一さんの事件マップ, p.47 　　金田一耕助信州紀行─1 　　　　　　　〜信濃路に横溝正史をたずねる 三木義明, p.48 　　兵庫駅の謎─なぜ金田一耕助は乗り換えたのか ベル紫, p.70 　　悪魔の生誕地─悪魔どこに誕生す？ 築地つぐみ, p.76 　コラム 美しい犯罪者 野地嘉文, p.81 　コラム 『巡･金田一耕助の小径』に行ってきました!! 木魚庵, p.82 　研究 横溝正史×三井永一　濯がれた線 元木友平, p.83 　コラム 悪魔のいろは川柳 kashiba@猟奇の鉄人, p.100 　研究 一柳三郎の書架に収められた翻訳探偵小説 野地嘉文, p.102 　執筆者紹介, p.116 　神保町横溝倶楽部について, p.120

p.2と裏表紙に、『悪魔が来りて笛を吹く』に倣って、 　「金田一耕助学」ここに誕生す という言葉が、添えられていますね(GJ, Again!)。 金田一耕助の作品世界に遊ぶような考察、つまり「金田一耕助学」はまだまだ少ないのではないだろうか。(p.2) と、記されており、神保町横溝倶楽部の、今後の活発な活動を祈念したい。 ドラマ『金田一耕助VS明智小五郎』感想文集(2013/12/29, \400) という同人誌も、神保町横溝倶楽部から刊行されています。こちらは、2013/9/23に放送された、芦辺拓原作ドラマ「金田一耕助VS明智小五郎」(山下智久･金田一/伊藤英明･明智)の感想文集です。2014年6月に、このドラマのDVD/BDの発売も予定されているので、それまでにしっかり読んでおきたい。それにしても、稲垣吾郎･金田一のドラマの方は、DVD/BD化されないのでしょうか?

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！

横溝正史関連書籍をご存じの方、 耳寄りな情報をお待ちしております。

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