 『北村薫のミステリびっくり箱』 北村薫, 角川書店, 2007/11, 本体：2,000円 | |
内容項目は次の通り。
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付録CDについて、帯には以下のように記されています。 江戸川乱歩ら探偵作家総出演の文士劇他収録 お宝音源付録CD！！ 横溝正史原作・ラジオドラマ「びっくり箱殺人事件」を聞きたくて、 出版後すぐに購入していたのですが、紹介が遅れてしまいました(^^;)。 「第六回 声」の項では、対談と合わせ、次の資料が掲載されています。 ・探偵作家クラブ会報 昭和24年12月号の記事「探偵作家クラブ放送」(p.70) ・昭和24年12月30日の朝日新聞のラジオ欄(p.72) ・ラジオドラマ「びっくり箱殺人事件」冒頭部分を放送から書き起こし(p.73) ・『びっくり箱殺人事件』を熱演する乱歩先生の勇姿(写真, p.80) ・放送原稿の再録と、掲載された『宝石』昭和25年4月号(写真, p.80) 付録CDの音源は、 "ミステリ界のドラえもん"戸川安宣さんが、「こんな珍しいものが乱歩邸にあったよ」 といって、文士劇のテープをくださったことがあるんです。(p.68-69) と記載されているように、江戸川乱歩邸の「蔵」に保管されていたそうです。 音源は、レコードとして保存されていたそうです。 そして、気になる内容については、以下の通り「びっくり」と記されています。 戸川 推理小説的にいうと、いちばん肝心な伏線の部分を全部飛ばしちゃってるんです。 だから事件が起こって、で、その次はいきなり解決編になっちゃう(笑)。 宮部 ね、大ジャンプ。まさにびっくりなんですよね。(p.71) 「第七回 映画」の項では、 横溝正史原作の映画の内、「蝶々失踪事件」(1947), 「獄門島」(1949), 「毒蛇島奇談 女王蜂」(1952) が紹介されています。 さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「？？？」です。お楽しみに！ |
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