『必携ミステリー手帖 日本編』　 - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『必携ミステリー手帖 日本編』 オフィス221編, 蝸牛社, 1979/5, 134+64p, 定価:800円

内容項目は次の通り。 作家別作品目録, p.59-62 短編リスト, p.68 主要関連図書リスト, p.76 名探偵便覧, p.84 受賞リスト, p.92 　日本探偵作家クラブ賞(第1回,昭和23年度) ベスト表 ・中島河太郎選/日本ベスト五十選, p.110 　『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』 ・大内茂男・権田万治・中島河太郎選/ 　日本長編推理小説ベスト99, p.112 　『本陣殺人事件』『獄門島』『悪魔の手毬唄』 　『病院坂の首縊りの家』『八つ墓村』 ・日本推理作家協会・SRの会・大学研究会選/ 　決定版・推理小説ベスト20(日本編), p.113 　『本陣殺人事件』『獄門島』『八つ墓村』 　『悪魔の手毬唄』 推理小説史略年表, p.117,121,123,125 住所録,p.132 読書ノート (下記参照) コラム 　日本のポー、ヴァン・ダイン、ハメット、クイーン

コラム欄では、 日本に本格長編を根づかせるには、横溝正史の戦後の活躍を俟たなければならなかった。 もっとも作風から言えば、正史はヴァン・ダインよりも寧ろカーに近い。 と、記されています。 また、読書ノート欄が「日本ミステリーカレンダー」になっています。 その中から、横溝正史関連の項目を抜き出してみました。

5-17 　金田一耕助、女王蜂事件に乗り出す(昭25) 5-25 　横溝正史生(明35) 6-8 　金田一耕助、八つ墓村に到着(昭23) 6-13 　金田一耕助、岩手県に生る(大2・野村宏平説) 9-22 　金田一耕助、獄門島へ渡る(昭和21) 9-29 　玉虫元伯爵殺害(昭和22・「悪魔が来りて笛を吹く」) 10-10 　金田一耕助、獄門島事件を解決(昭和21) 11-25 　本陣殺人事件発生(昭和12) 11-28 　本陣殺人事件解決(昭和12) 12-15 　犬神家事件解決(昭和29)

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「墓碑を訪ねる」です。お楽しみに！

横溝正史関連書籍をご存じの方、 耳寄りな情報をお待ちしております。

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