 『世界の推理小説・総解説』 中島河太郎/権田萬治監修, 自由国民社, 1982/9, 300p, 定価:1,500円 | |
内容項目は次の通り。
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A 本格推理篇の扉ページには、 戦後の推理小説の復興が、横溝正史の本格長篇によって口火が切られたのは幸運だった と、記されている。 横溝正史に関する項目は、中島河太郎が執筆を担当しており、 各「作品のアウトライン」は、作品の要約ですがネタバレにはなっていませんので、 『本陣殺人事件』『獄門島』未読の方も安心して読むことができます。 『本陣殺人事件』のサブタイトル 純日本的雰囲気の中に密室殺人を描いて深い感銘を与えた本格推理 『獄門島』のサブタイトル 地方の因襲と人間関係のもたらす軋轢にメスを入れた本格大作 「金田一耕助」について、探偵の特性の項で、次のように紹介されている。 名家の怪事件に解決に手腕を発揮する、風采はあがらぬがヒラメキを 大事にする天才型の私立探偵 さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。 キーワードは「清張と正史の間」です。お楽しみに！ |
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