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『推理小説雑学事典』  - ほぼ週刊・本棚から横溝正史 -

『推理小説雑学事典 -謎ときの舞台裏』(慶応義塾大学推理小説同好会・中村勝彦監修, 広済堂出版, 1976/6, 254p, 定価:600円)
『推理小説雑学事典 -謎ときの舞台裏』
慶応義塾大学推理小説同好会・中村勝彦監修,
広済堂出版, 1976/6, 254p, 定価:600円

内容項目は次の通り。
68 日本の三大名探偵, p.205-207
明智小五郎, 金田一耕助, 神津恭介について、
[作家][初出][代表][容姿][服装][年齢][出身][性癖][略歴][結婚歴][探偵法] [友人・敵役]の項目についての比較表。

この他、下記項目についても関連個所あり。
 3 題名一つにもこんな工夫がいる, p.19
 4 同じ作品に違った題名がつく事情, p.23
13 推理作家協会賞は第一人者への道, p.43
16 中絶した作品はどうなるか, p.50
20 翻案推理小説から創作へ, p.59
21 本格推理の全盛時代, p.60
23 密室殺人は推理小説の王者, p.67
25 二次元の密室とは何か, p.72
33 大胆不敵「読者への挑戦」, p.95
58 名探偵の最低条件, p.178
69 捕物帳の名探偵, p.209
70 名探偵の隠された罪, p.212-213
78 入手困難な推理小説, p.234
79 マニアの人気ベストテン, p.237
80 完成させよう日本推理列島, p.238-239
82 選択式雑学クイズ, p.242-243
83 ウソかマコトか○×クイズ, p.244
84 数式完成式題名当てクイズ, p.245
85 謎の殺人事件名場面を当てよう, p.246
86 クイズ解答編, p.248-251

この本では金田一耕助の探偵法を「文学部哲学科型」と紹介している。
ちなみに明智小五郎は「文学部心理学科型」、 神津恭介は「経済学部及び医学部型」とのこと。

「79 マニアの人気ベストテン」(p.237)の項で、 下記の通り横溝作品がランクインしていました。

「日本推理作家協会のベスト10」
  2位:『本陣殺人事件』, 7位:『獄門島』

「SRの会のベスト10」
  2位:『獄門島』『本陣殺人事件』, 10位:『八つ墓村』

「大学研究会のベスト10」
  2位:『獄門島』, 8位:『悪魔の手毬唄』, 10位:『八つ墓村』

この本を読んだのは、高校生の頃だった(^^;)。

さて、次回の「ほぼ週刊・本棚から横溝正史」は…。
キーワードは「実はまだ…、名探偵事典」です。お楽しみに!

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