『少年少女譚海』昭和14年12月号に掲載された、次号「四大附録つき『譚海』新年増大號」予告に、「三人の天女」という、「七人の天女」とタイトルのよく似た
作品の予告が掲載されています(情報提供：黒田明氏)。明朗探偵 三人の天女 横溝正史 謎の美女三人 夜々不正の豪商を悩まし懲らす。 作者一代の大力作 !! 明朗(？)探偵小説らしいのですが、残念ながら、 「三人の天女」という横溝作品は、世に出ていないようです。 ちなみに、昭和15年1月号の『譚海』に掲載された横溝作品は、 「幽霊花火」というジュヴナイル作品で、予告記載の内容に合致しません。 こちらは、角川文庫『仮面城』収録の「怪盗どくろ指紋」(別冊宝石18,1952/5)の 原題とのことです。予告倒れの横溝作品が、またここに一つ見つかりました。 予告文から察するに、ちょっと違うかもしれませんが、北条司「キャッツ･アイ」を想起させます。果たしてどんな作品になる予定だったのか、気になるところです。 既出作品に、この予告に記されたような内容の作品があるかとも思ったのですが、 私の記憶にはありません。もしかしたら、すっかり忘れているという可能性は 否めません。このサイトをご覧の方で、ご存知の方がいらっしゃいましたら、 ご連絡いただければ、幸いです。 |
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これが「三人の天女」ではという情報をお持ちの方、 ぜひご一報ください(^^;)。 |
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