KADOKAWAミステリ プレ創刊号(1),カドカワムック1999/6に、
横溝正史特集が掲載されています。その特集部分の目次項目は次の通りです。 鬼想佛心 横溝正史伝 秘蔵の未収録作品『蟹』 横溝正史 幻の横溝作品 山前譲 En hommage a Seishi Yokomizo〜横溝正史に捧ぐ 論理によって世界が変わる 宮部みゆき 私のファースト横溝 有栖川有栖 最初の偉大な"師" 綾辻行人 「さあ、これからだ！」 北村薫 『蟹』は、オール読物に掲載されてはいなかったのですね。 山前譲の解説をよむと、「モダン小説」昭和24年新年号が初出のようです。 中島・島崎リスト共に誤っていたということになります (オール読物を以前チェックした自分が懐かしい)。 この解説には「じつはいまなお、未収録作品が数十作のこされている」と書かれていて、 なおかつ、「汁粉屋の娘」「双生児は囁く」「怪犯人」「三年の命」などを収録した短編集が角川書店から、 近々('99/9)刊行との嬉しいお知らせも記されています。今後の横溝本出版が楽しみです。 下記文章は、「蟹」の扉ページにあります。 ようやく潔さに出会えました(^^;)。 ※本文中には、今日の人権擁護の見地に照らして不当・不適切と思われる語句や 表現がありますが、作品発表時の時代的背景を考え合わせ、また著者が故人であるという 事情に鑑み、底本どおりとしました。 KADOKAWAミステリ プレ創刊号(1)表紙に描かれている、 金田一耕助の羽織の重ねが右前になっています。 描かれた方はその意味をご存知なのでしょうか…。 私は普通ではない重ね方にビックリ仰天し、真意を本文中に探しましたが、 見つけることが出来ませんでした。 |
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今後の横溝正史本の出版予定をご存じの方、 ぜひご一報ください。 |
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