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『江戸川乱歩について』(NHKラジオ第1「わが師わが道」, 1980/8/17 22:30〜)の
中で、江戸川乱歩が評論を手がけるようになったときに、
「文章に味がなくなるぜ」といって、それを諭したエピソードを横溝正史本人が
語っています(メディア提供:半兵衛氏)。もっと探偵小説を書いてほしいという思いが、
込められていたことと思います。 言葉通りか、横溝正史は評論や探偵小説論をあまり多く書いていないようです。 私が書誌をチェックしていて、ヒットしたものは次のものです。 1)「探偵小説講座」(探偵趣味,1926/4) 2)「探偵・猟奇・ナンセンス」(『総合ヂャ−ナリズム講座』,1931/7) 3)「探偵小説講座」(探偵小説,1932/1-2) (『ミステリ百科事典』,間羊太郎,教養文庫に引用あり) 4)「私の探偵小説論」(六人社『真珠郎』,1937/4) 5)「探偵小説論」(別冊宝石,1950/10,12, 4)の再録) 角川ホラー文庫『トランプ台上の首』(2000/9刊)に、 探偵小説講座−横溝正史トリック評論集−と称して、 これら( 4)は除く)が収録され、すべてではないように思いますが、横溝正史の探偵小説論を現在でも読むことが可能です。探偵小説作家の王道を最期まで貫いた、巨匠の 評論や探偵小説論を今後も探求していきたい。 |
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横溝正史の評論や探偵小説論を ご存知の方、ぜひご紹介ください。 |
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