生誕百年「映画監督志願、乱歩が撮った横溝正史」(AERA 1994/4/11号,Vol.7-No.15)
という、記事がある。
そのなかで、「秘蔵フィルム」の一つとして、
「昭和十二年七月上諏訪ニ横溝正史君ヲ訪ネテ」と題したフィルムが紹介されている。
そこには若き日の横溝正史が映し出され、次のように紹介されている。乱歩が構えたレンズを通してみる横溝正史・孝子夫妻は、 闘病の暗さを見せない。親しい乱歩の訪問がとてもうれしそうだ。 諏訪湖のボート遊びの場面で、終始ニコニコしている。 これは江戸川乱歩『探偵小説四十年』の「昭和十二年度の主な出来事」の 七月の項にある、 本位田準一君と同伴、上諏訪に療養中の横溝正史君を訪ねニ三日滞在。 小型映画を撮る。 とあるもののようだ。 1998/1/9のテレビ朝日「驚きももの木20世紀」で、このフィルムと思われる 若き横溝正史が、ほんの少しの間紹介されていた。 『驚きももの木20世紀 作家、その愛と死の秘密』(ブックマン社,1996/10)に、 「江戸川乱歩、最後の秘密」の項があるように、番組では「八つ墓村」を題材にして、 横溝正史も紹介された経緯があるので、この第２弾に収録されることを期待したい…。 |
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上諏訪時代の横溝正史のエピソードをご存じの方、 ぜひご一報ください。 |
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