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『朝顔金太捕物帳』  - 横溝正史を読もう! -


『朝顔金太捕物帳』
捕物出版, 2019/9/20, 定価:1,901円(現在1,936円)

収録作品は次の通り。

収録内容ページ
 謎のかぞえ唄1  
 相撲の仇討21  
 通し矢秘文43  
 黄昏長屋63  
 消える虚無僧83  
 珠数を追う影99  
 狐医者117  
 からくり駕135  
 腰元忠義153  
 影右衛門171  
 お時計献上189  
 お高祖頭巾207  
 雪の夜話225  
 孟宗竹243  
   
 解説  浜田知明261  
   
捕物出版サイトには、次の通り紹介されている。
 5大捕物帳の一つ、人形佐七捕物帳の著者の横溝正史氏は、「佐七」以外にも
 多くの捕物小説を残しています。
 太平洋戦争末期の昭和19年より14編が執筆された朝顔金太捕物帳は、これまで
 数編が単行本に収録されましたが、全編をまとめた本は70余年間刊行されて
 きませんでした。
 本書は、謎のかぞえ唄、相撲の仇討、通し矢秘文、黄昏長屋、消える虚無僧、
 珠数を追う影、狐医者、からくり駕、腰元忠義、影右衛門、お時計献上、
 お高祖頭巾、雪の夜話、孟宗竹の、朝顔金太捕物帳全14編を、初出誌の中一弥、
 渡部菊二氏の挿絵入りで完全収録。横溝正史研究家の浜田知明氏による解説
 付きです。
 10月には、これまで単行本化されてこなかった「左門捕物帳・鷺十郎捕物帳」、
 11月には横溝正史氏の最初の捕物帳である「不知火捕物双紙」(紫甚左,
 不知火甚内を含む)を刊行します。

巻末解説で、 戦後版「金太」については、二上洋一氏の「横溝正史作品事典」に取り上げられていて、紹介の域をはるかに越えてその魅力が語られているので、参考にしていただければと思う。と記されている。

二上洋一「横溝正史作品事典」は、『幻影城増刊 横溝正史の世界』(絃映社, 1976/5)に収録されている。この『幻影城増刊 横溝正史の世界』刊刊行当時、リアルタイムで入手し、「横溝正史作品事典」を読んだ際、何度も「朝顔金太捕物噺の第〇話」に遭遇したものである。40数年の時を経た今、当時読むことが叶わなかった「朝顔金太」を手に取ることができ、この上ない喜びに満ち溢れている自分がここにいる。

プリント・オン・デマンドという新しい形態によって、「人形佐七」以外の横溝正史捕物帳作品を読むことが可能になったことは、驚天動地である。

横溝正史作品収録書籍をご存じの方、
耳寄りな情報をお待ちしております。



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