 『由利･三津木探偵小説集成2 夜光虫』 柏書房, 2018/12/21, 本体2,700円+税 | ||||||||||||||||||||||||||||
収録作品は次の通り。
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柏書房サイトには、次の通り紹介されている。 名探偵･由利麟太郎と記者･三津木俊助の快刀乱麻を断つ名推理！ 息つく間もないサスペンスフルな物語を堪能できる、シリーズ第２弾。 美貌ながら醜い人面瘡を持つ少年と物憂げな美少女が巻き込まれる異形の 愛憎劇を描く「夜光虫」をはじめ、サスペンスフルな展開で読者をとらえて はなさない、怪奇と耽美に包まれた華やかな犯罪絵巻全８篇―― 横溝正史が生んだもう一人の名探偵･由利麟太郎とその助手･三津木俊助が 帝都を舞台に大活躍するシリーズ第２弾！ 帯表には、次のように記されている。 異形の饗宴 世にも奇怪な 愛憎劇の真相とは？ 絢爛たる犯罪模様、全8篇！ 帯裏 金田一耕助と並ぶ、もう一人の名探偵シリーズ！ 〈由利･三津木探偵小説集成〉全4巻 | ||||||||||||||||||||||||||||
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『由利･三津木探偵小説集成』(全4巻)の第2回配本の刊行である。『横溝正史ミステリ短篇コレクション』同様、本編のみならず付録にも力が入っており、横溝作品の一ファンとしては、ありがたく嬉しい限りである。 横溝書誌の調査を始めたころの難関作品だった「迷路の三人」や未発表原稿「夜光虫」まで、『由利･三津木探偵小説集成』として収録され、これら作品を容易に手にすることができるようになり、隔世の思いである。 角川文庫緑304シリーズ絶版により入手難となっていた「由利麟太郎・三津木俊助」ものが新刊で読むことができるようになったことは、横溝文学を世に知らしめる上でとても大きな意義がある。これを機に、全横溝正史作品が容易に入手できるようになれば、ありがたいのですが、どうなりますやら。(^^;)。続刊に期待したい。 |
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